Keio University
国際機構(international organizations)はどのような役割を担っているのか。それはどのようなプロセスを経て設立されるのか。国際機構と国際政治、国際経済とはどのような関係にあるのか。国民国家が国際関係の基本的アクターであるが、国際機構は各国の国家主権とはどのような関係なのか。このようなテーマを中心に、国際連合やWTOなどを具体的に検討しながら、国際社会の制度化を推進する国際機構のダイナミックな側面に光を当てる。
鉄とコンクリート、ガラスの技術がモダニズムの建築と都市を成立させたことに象徴される様に、建築の発展の歴史は建築技術の発展の歴史であり、新しい建築・都市空間は新しい技術によってこそ可能になる。それでは現代の、そしてこれからの建築・都市を支える構造技術はどのような環境づくりを可能にしようとしているのか?この授業は建築構造に関わる最先端技術を開発・応用する講師を招きストラクチャル・テクノロジーと環境構築の関係と可能性について考察する。また各分野の研究所や工場などを訪れる機会を設け、実際のプロジェクトから先端技術と建築・都市との関わりを講義する。その過程を通して、建築における構造最先端技術がどの...
「フィールドワーク法」は、社会や文化を知るための方法です。したがって、技法としての実践的な意味が重要であることはいうまでもありませんが、じぶんで問題を定義するための「ものの見方」や、調査・分析の結果を解釈し表現するコミュニケーションの問題とも密接に関わっています。本講義では、講義や実習課題をつうじて、フィールドワークの基本的な方法と姿勢について学びます。受講者は、各自(またはグループ)でテーマを設定し、学期をつうじてフィールドワークをすすめます。キャンパスの外に出て、まちを歩いたり、写真やビデオを撮ったり、まずはじぶんの目で見ること・じぶんの身体で感じることが求められます。
->A new notion of "human security" since 1994 has offered a fundamental challenge to the "growth-first" orientation in much of the postwar development policy. ->Given this new stimulus for policy studies, we cope with the multi-layered tasks: 1) the fundamentals of policy research; 2)the...
 ガバナンスは、 日本では 「統治」 とか 「協治」 などが使われ、 中国語では 「治理」と訳されていますが、その内容はさまざまに使われています。 ともすれば、 抽象的な概念の問題に終始しがちな 「ガヴァナンス」...
地球温暖化問題に焦点を当て、科学および社会的な意志決定と行動の両面から以下の諸点に関し基礎を学び、低炭素社会の構築に向けて重要な基本的視点を獲得する。1. 気候変動問題の科学的基礎:地球温暖化のメカニズム、影響、気候科学と社会の意思決定、世界の温室効果ガス排出構造、および将来の社会経済シナリオと温室効果ガス排出・気温上昇予測2. アジアにおける気候変動と開発の統合:経済・社会開発と貧困撲滅が優先課題であるアジアの途上国における気候変動政策の開発への統合3. 気候変動国際レジームの形成過程4. 低炭素社会に向けた内外の取組動向:国、自治体および企業の役割と取組5....
This symposium was held 1-5 November at Keio University Hiyoshi Campus. It was the first step in development of a major research project which aims to advance urban design theory related to dialectical couple density/intensity by: (a) focusing on dialectical relationship between concrete...
恋愛から国際紛争に至るまで、ほとんどの事象は個人、グループ、グループ間の意思決定の結果・過程として分析できる。本授業では、合理的な人間であれば、どう意思決定をすべきかを示す演繹合理的意思決定論と、人間の意思決定プロセスそのものを実証的に解明し、人間が共通して犯しやすい誤り、実験経済学や認知社会心理学の立場から追究する実証合理的意思決定論を融合し、個人やグループ・組織がすぐれた意思決定を行うための科学実践的方策を提供する。意思決定そのものに関する理解を深め、「すぐれた意思決定」を行うための実践的なテクニック・方策を諸分野から選び、整理・検討する。その過程で、各人が自分特有の癖や弱点を把握し...
 本科目では、開発の理論と実践をローカルな<現場>に即して読み解き、当該地域にとって望ましい開発や開発支援のあり方を探求する。具体的には、開発をめぐる様々な理論を概観したのち、担当者を含め、ラテンアメリカ、アジアなどの現場で開発支援をしている団体・個人の実践活動を紹介し、受講生を交えて議論する。
コミュニケーションに資する文法とはいかなるものかという問いを、英語を対象言語として探求する。従来、文法とコミュニケーションは相互排他的な概念のように捉えられてきた。しかし、文法のない言語は存在しない以上、言語によるコミュニケーションにおいても文法は不可欠な役割を果たしている。本講座では、レキシカル・グラマー(語彙文法)という新たな視座から教育英文法再編の可能性を探る。受講生は、リアクション・ペーパー不定期5回(A4×1〜2ページ)とファイナル・ペーパー学期末1回(A4×5ページ以上)の提出を行う。『レキシカル・グラマーへの招待―新しい教育英文法の可能性』(開拓社言語文化選書)を必須教材とする。
・ 本講義は、「社会安全政策論」を題材として政策立案のフレームワークを論じるものです。(「政策立案」の全般を取り扱うものではありませんのでご注意下さい。)・ 「社会安全政策論」とは、「国民の期待に応えて、社会の治安情勢を向上させる(あるいは良好に維持する)ためにはどのような施策を採れば良いか」という問題への解決策を研究するものです。...
環境情報系(環境デザイン、人間環境科学、先端生命科学、先端情報システム、先端領域デザイン)の各領域における問題発見・解決のパラダイムについて学習するべく、グループプロジェクトでの仕掛けづくりを通して、社会における問題解決のためのメディアをデザインする感覚を養い、「創造」を自らの手で...
Intended to develop entrepreneurs capable of converting technologies into businesses. We cover basics of business planning, study business cases of real life venture companies, and listen to guest speakers. This course will be provided as part of SOI-Asia initiative that connect many Asian...
●東アジアにおける自由貿易圏形成の可能性、並びにそのWTO体制との関連について検討する。日本、中国、韓国のそれぞれの対ASEAN諸国とのFTA政策や交渉を振り返り、その比較検討を行う。さらに北東アジアにおける日中韓FTA・EPAの可能性を探る。●授業は、上海の復旦大学、ソウルのヨンセイ大学との遠隔授業の形式をとる。英語でプレゼンや討論を行うことが期待されている。
本先端研究科目はサスティナブルな未来の都市環境、社会環境の生活様式デザインに必要な技術革新(グリーンイノベーション)の世界的動向について総括的に理解する事を目的にする。大きく分けて、1エネルギー消費量を抑制する都市・建築の技術、2再生可能な自然エネルギーを利用した都市・建築の技術、3木材などの再生可能な資源の循環を促進する都市・建築の技術などがあるが、ここではこれらの技術を革新する共通の基盤を情報通信技術であると捉え、スマートシティやスマートコミュニティさらには20世紀を支えてきた大量生産社会を脱皮するスマートプロダクションなどの動向について、国際的な視点から学習する。
Nowadays, Internet technology percolates our lives and it gradually changes the state of social life. Internet has a high degree of freedom to provide connectivity globally. Also, Internet is a global infrastructure designed to solve many kinds of problems by simply making good use of it....
この授業はインターネットを中心とした「デジタル情報革命」を推進し情報社会への大きな貢献をしてきた湘南藤沢キャンパスが、次なる産業革命と目される「環境エネルギー革命」の推進役となるために、必要な理念、技術、社会制度、マーケットなど広範囲に学ぶことを目的としている。環境エネルギー革命を推進する科学技術の基礎と原理について学習した後、インターネット技術によって実現されるエネルギーフローと情報フローとの関連性を定義し、今後必要となるエネルギー情報技術の標準化の方向性、および地球規模でのエネルギー情報社会のあり方を展望することを目的とする。インターネット技術を駆使して、地球規模でのエネルギーフロー...
The objective of this course is to help students gain a better understanding of the nature of economic crises that had occurred in the low-income developing countries and emerging market economies from the 20th century to the early 21st century. Those economic crises are decomposed into the...
[This course was provided in collaboration with Intel Corporation] Current social infrastructure has employed IT technology, and the technology plays important roles in our daily life. The objectives of the government measure on IT used to be "deploying" IT technology and environment, and then it...
都市が日々刻々と変化する中で、都市空間の更新をどのように行っていくべきなのか。この命題を都市の物理的空間のみならず社会や文化的背景をも包含する総合的な観点から捉え、これからの都市のあるべき姿を考える。その上で、具体的な事例を挙げながら都市空間のリ・デザインが都市環境改善にどう寄与しうるかを考察し、再開発事業の果たすべき役割を明らかにする。
21世紀はバイオの時代、といわれています。ヒトゲノムも読み終わり、その塩基配列はインターネットを通じて公表されています。ヒトは60兆個の細胞からなる気が遠くなるほど複雑なシステムであることは言うまでもありませんが、元をたどればたったひとつの受精卵細胞が分裂を繰り返してできたと言う事実は驚くべきことです。また最近、クローン羊や遺伝子組み換え野菜、遺伝子治療などの是非が活発に議論されていますが、遺伝子のしくみや働きをきちんと理解せずに、単なる感情論になっている場合が多いのが残念です。本授業では、遺伝子レベルおよび分子レベルの生命活動の基本を学びながら、発生、老化、性、がんなど生命科学の謎につ...
In this class we research and discuss issues of livelihood, environment, public health and migrant labor that have been brought about by economic development. In addition to reading theoretical and historical works on development we adopt a regional focus on Asia and within Asia, mainly on...
The basic software of a computer is called its operating system (OS). The operating system manages other programs (or processes). Programs use the file system, network, and other services provided by the OS. There are many operating systems, including Windows and MacOS, but in this class we...
従来、別々の仕組みで構築されていた公衆通信ネットワークとLANは、インターネットの爆発的な広がりとともに境界がなくなりつつあります。今後は携帯電話、無線LANあるいは近距離無線通信などの無線通信を利用したモバイルネットワークがますます重要となるでしょう。モバイルネットワークにおけるアプリケーションやサービスを効率的に構築するために必要となる無線通信およびネットワークに関する基礎および最新の動向について学びます。
人類のながい歴史のなかで、「生命とは何か」、「知能とは何か」、そして「社会とは何か」という問いは、幾度となく繰り返されてきました。しかし、これら生命・知能・社会の原理は、現代の科学をもってしても、いまだに解明できていません。それは、生命・知能・社会という対象は複雑であることに加え、動的に自らを変化させていく存在であり、従来の概念や方法では太刀打ちできないためです。この問題に、新しい数理概念やシミュレーション手法などを駆使して研究するのが、複雑系科学です。講義では、カオス、ネットワーク、自己組織化、進化などの概念について、数理的な側面も含めて解説していきます。また、各自のノート型パソコンを...
SFCでは、その研究成果を社会へ還元することが我々に課せられた重要な社会責任の一端と考え、毎年「Open Research Forum(ORF)」と称する研究成果の一般公開の場を設け、展示やデモンストレーション、シンポジウムを実施しています。ORF2010 "安住なき先駆 - Appreciating the Unclaimed‐"で行われたセッションを公開しています。
いまや社会基盤となったインターネットの現状や挙動を把握し、今後を予想することは、技術面のみならず投資判断や政策決定にとっても重要な課題である。しかし、大規模複雑システムであるインターネットを把握することは難しい。インターネット全体を網羅する大規模な計測は現実的でない一方で、従来のサンプリング手法も適用できない場合が多い。 さらに、技術的、社会的、経済的、法的にも多くの制約があり、その中で問題を解決する必要がある。本授業は、インターネットの計測技術と大規模データ解析の概要について学び、情報社会で必須となる大量情報から新たな知識獲得をするための基礎能力を身につける。
21世紀はバイオの時代、といわれています。ヒトゲノムも読み終わり、その塩基配列はインターネットを通じて公表されています。ヒトは60兆個の細胞からなる気が遠くなるほど複雑なシステムであることは言うまでもありませんが、元をたどればたったひとつの受精卵細胞が分裂を繰り返してできたと言う事実は驚くべきことです。また最近、クローン羊や遺伝子組み換え野菜、遺伝子治療などの是非が活発に議論されていますが、遺伝子のしくみや働きをきちんと理解せずに、単なる感情論になっている場合が多いのが残念です。本授業では、遺伝子レベルおよび分子レベルの生命活動の基本を学びながら、発生、老化、性、がんなど生命科学の謎につ...
この授業では、創造・実践のための言語として「パターンランゲージ」を取り上げ、その考え方と方法を学びます。パターンランゲージは、創造・実践の経験則 を「パターン」という単位にまとめ、それを体系化したものです。かつて、建築家のクリストファー・アレグザンダーは、建物や街の形態に繰り返し現れる関係性をパターンとしてまとめました。その後この考え方は、ソフトウェア開発の分野に応用され、成功を収めました。SFCでは、「SFCらしい学び」のパターン・ランゲージとして、「学習パターン」(Learning...
Google Earthによる地球空間や惑星空間のビジュアライゼーション、衛星測位と地図情報によるナビゲーション、ケータイ電話やインターネットによるユビキタス環境など、新しい空間情報技術は、私たちの仕事と生活に日々新しい刺激を与えてくれます。この授業はこれらの要素技術を環境資源情報システムとして、ニューメディアとして、コミュニケーションツールとしての視点から横断的に捉えて、世界・都市・地域・コミュニティが直面するさまざまな課題にどう関連し、どう応用するかを考えながら、21世紀型のニューライフ・ニュービジネス・ニューソーシャルシステムを発想し、空間情報の可能性を探求します。
環境情報系(環境デザイン、人間環境科学、先端生命科学、先端情報システム、先端領域デザイン)の各領域における問題発...
 本授業では、住民、自治体、NPO、企業など、地域の多彩な主体によって取り組まれている各地のまちづくりの最新動向を紹介し、成功要因、課題を明らかにした上で、その意義、可能性について議論する。また、まちづくりにおいて大切なポイントとなる、主体間の協働を実現し地域の問題解決をもたらすための具体的方策についても検討を行う。まちづくりの実践、地域活性化政策に関心のある全ての学生を対象とする。 授業では、地域情報化、ネットワーク、信頼などに関する理論を整理し、農業、観光、伝統産業、商店街などをテーマとする先進的なまちづくりの事例研究を行う。また実践知を育むために、ゲストによる講演や遠隔授業、ケース...
環境情報系(環境デザイン、人間環境科学、先端生命科学、先端情報システム、先端領域デザイン)の各領域における問題発見・解決のパラダイムについて学習する。本講義はグループプロジェクトでのゲーム制作を通じて、シリアスゲーム設計などの基本概念、デザイン感覚を養い、「創造」を自らの手で...
This symposium was held 1-5 November at Keio University Hiyoshi Campus. It was the first step in development of a major research project which aims to advance urban design theory related to dialectical couple density/intensity by: (a) focusing on dialectical relationship between concrete...
地球環境問題の定義と、各問題の概要について理解を深めるところから講義をはじめる。また、環境問題が顕在化する過程ではその情報伝達が大きな役割を果たした。その実例を紹介する。さらに、環境情報を生み出すための計測法、実験法、情報の加工法、表現法のそれぞれについて理解を深める。
たったひとつの細胞の中にも、タンパク質に限っても数千種類の分子が存在し、相互作用しています。こうした細胞が、しばしば数兆以上集まって、多細胞生物の個体が構成されます。また、生命は、30億年以上の進化によって現在の姿へと発展してきたと考えられています。こうした、時空の双方にわたり極端に複雑な対象を理解するために、論理的に思考し、理論的、数理的に対象を捉えるアプローチは欠かせません。 この講義では、生命の起源、遺伝コードの確立、セントラルドグマの進化など、実験科学のみでは捉えがたい、しかし生命科学がいずれ取り組むべき魅力的な謎に対して、最新の生命科学の成果を踏まえた議論を試みます。
「ネットワーク社会は自分たちが構築する」というスタンスのもとに、技術の持つ新しい可能性をどのように活かしていけばいいのかについて、それぞれの受講生が自分なりの考え方を確立できるようにすることを目指します。社会やビジネスの場で実際に課題となっていることを取り上げ、その解決に向けてどのような考え方が過去なされて来たかを紹介しつつ、受講生に自分だったらどのような解決策をどのように実施するかを問う、双方向的な授業とします。
講義は大きく二部からなる。第一部では単独に建つ具体の既存建築について詳細に扱うことで、建築にこめられた様々な意図を読み解いてゆく。第二部ではいくつかの設計手法にそって現代建築を横断的に比較し、現代社会が建築に対してどのような意図を求めているのか検証してゆく。履修者がいままで漠然と眺めたり感じているだけだった建築、環境というものを、本講義を通じてより意識的に読み取ることができるようになるのが本講義の目的である。なお、本科目は一級建築士試験指定科目に相当し、申請区分は「10その他」である。
IT分野) 社会、組織や情報環境において、分散された自律系を主体としたシステム構築が 進んできている。本講義では、このような自律分散システムが、個々の構成要素 の自律性と、それらの要素間での協調を基に全体として、機能、性能、信頼性を 向上していくシステムの概念、技術、方法、そして、その意味について学習する。 ○概説 - 事始め - 定義・性格・特徴 自律分散協調システムとは? ○自律分散協調システム 概論(1) -- 生物学的システム、工学的システム ○自律分散協調システム 概論(2) -- 社会学的モデル、社会システム ○情報システムにおける自律分散協調モデル...
都市が日々刻々と変化する中で、都市空間の更新をどのように行っていくべきなのか。この命題を都市の物理的空間のみならず社会や文化的背景をも包含する総合的な観点から捉え、これからの都市のあるべき姿を考える。その上で、具体的な事例を挙げながら都市空間のリ・デザインが都市環境改善にどう寄与しうるかを考察し、再開発事業の果たすべき役割を明らかにする。
Google Earthによる地球空間や惑星空間のビジュアライゼーション、衛星測位と地図情報によるナビゲーション、ケータイ電話やインターネットによるユビキタス環境など、新しい空間情報技術は、私たちの仕事と生活に日々新しい刺激を与えてくれます。この授業はこれらの要素技術を環境資源情報システムとして、ニューメディアとして、コミュニケーションツールとしての視点から横断的に捉えて、世界・都市・地域・コミュニティが直面するさまざまな課題にどう関連し、どう応用するかを考えながら、21世紀型のニューライフ・ニュービジネス・ニューソーシャルシステムを発想し、空間情報の可能性を探求します。
地球環境問題の定義と、各問題の概要について理解を深めるところから講義をはじめる。また、環境問題が顕在化する過程ではその情報伝達が大きな役割を果たした。その実例を紹介する。さらに、環境情報を生み出すための計測法、実験法、情報の加工法、表現法のそれぞれについて理解を深める。
In this course students will learn environment and information studies (Environmental Design, Human and Environmental Studies, Advanced Information System, Apical Region Design). Classes consist of four exercises and final presentation.In exercises, we aim to get ability which is necessary in...
情報科学において必要とされる、集合論をもとにした基本的な数学概念を説明する。はじめに素朴集合論の概略を述べ、関係や、写像の概念の説明と例示を行う。これらを基にして、集合上に構造を付加していく。たとえば、単純グラフ、多重グラフ、視覚的にも興味を覚えるかもしれない平面的グラフ、情報理論では重宝されている木の概念、そして、計算論で大事なオートマトン理論などが紹介される。考えている構造をもつ対象がどれほどあるかを考察する、組み合わせ論を厳密に展開する。最後に符号理論に必要な代数系についても概略を述べる。
先端IT技術とネットワーク技術の進化により、さまざまなユビキタスコンピューティング環境が構築されてきている。身のまわりの屋内空間から、屋外まで「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」シームレスにネットワークに接続でき、我々の行動支援できる生活空間が実現可能となってきている。この授業では、ユビキタスコンピューティングシステムの過去・現在・未来について議論し、その本質を理解することを目的とする。ユビキタスコンピューティング技術の構成要素であるユビキタスネットワーク、無線ネットワーク、ユビキタス端末、RFID、センサーノード、位置情報システム、コンテクストアウェア技術、ユビキタスサービスなどの詳...
持続可能な社会に移行するためには、環境的側面、経済的側面、社会的側面の統合的な向上が必要であり、そのためにビジネスが果たす役割を強化することが必要である。環境とビジネスの融合を図る観点から、基礎と実際を学び、持続可能な社会の構築に向けたビジネスのあり方について基本的な視点を獲得する。
 総合政策学は、21世紀の世界が直面する「問題の発見」と「問題の解決」をめざした新しい研究体系として、SFCから生まれた実践の知である。 本講義の目的は、この「実践知」としてのSFC総合政策学の最前線をあきらかにし、諸君が自らの問題を発見し、解決に取りくむ入口を示すことにある。そのため、まず、1990年、SFC開設時に描かれた総合政策学の構想がどのようなものであったのかをひもとき、実際に最先端の領域で取りくまれてきた問題解決の実践例を学び、現在進行形で行なわれている若手教員による新たな挑戦を紹介する。 こうしたレクチャーに加え、この講義では履修者全員による実践のプログラムを実施する。座学...
2人以上の人間や集団の間では、個々の利害が完全に一致することはありえない。デートの場所の決定から国際紛争の解決に至るまで、合意を達成するには、何らかの交渉が必要となる。ビジネスの大部分は組織内外の利害関係者との交渉に絡んでおり、またほとんどの政策は利害団体の間の交渉によって決定される。これまで日本では交渉能力は経験によって自然と学ぶものとされるか、あるいは「駆け引き」「寝技」などの悪いイメージと結び付けられ、科学的に学ぶ機会は極めて限られていた。本授業では、交渉に関する理論を諸分野から取捨選択し提供するとともに、交渉力をつけるための科学実践的方策を提供する。授業終了後も、さらに学習して能...
現在、インターネットは我々の生活に浸透し、社会生活のあり方を変えつつある。インターネットは、高い自由度を持ち、全ての国や地域が繋がった状態で整備や問題解決が図られるグローバルなインフラストラクチャである。インターネットによって様々な利便性が高まった一方で、情報漏洩や不正アクセス等の諸問題も顕在化している。安全は技術や基準で構築していくプロセスがある。安心は人と社会がどのように理解し、感じるかということを含む。いずれも、高度な課題であり、かつ時とともに変化するダイナミックな問題でもある。たとえば、個人の持つ利益・権利の保護は、グローバルな視点で早...