Kyoto University
2008年12月 ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英先生の講演、学生との対話。
かつて、心理臨床の事例研究法については、科学的な学問としての要件である客観性にかけるとの批判があった。それゆえ、心理臨床の先達は、事例研究の普遍性を示すことに非常の苦労をされてきた。このような事例研究の地道な積み重ねによて、心理臨床は今日の深化を得ることができたと言っても過言ではないだろう。そこには、人間の糸や操作を超えた事象が現れ出たのであって、それこそがわれわれに豊かな「知」をもたらした。これらの事象との出会い、この「臨床の知」に対する真摯な態度こそ、われわれが培ってきたものである。本講義では、更に歩みを進めて、事例研究によって明らかになた心理臨床のこの「出会い」においては、「科学性...
山中教授が高校生から研究者に至まで。高校生向け特別授業としておこなわれた講演「人間万事塞翁が馬」です。
 応用哲学会は平成20年9月に設立された新学会で、現在会員数約130名(会長:戸田山和久 名古屋大学教授・事務局長:出口康夫 京都大学准教授)。現代社会の様々な問題に対して哲学の立場から積極的に発言すると共に、哲学と他領域との交流をより一層推進することを目的としています。また研究者以外の会員も少なくなく、学界の枠の中に閉じこもらない活動も目指しています。
近著「神と仏の出逢う国」(角川選書)で、(1)神は在るモノ/仏は成る者、(2)神は来るモノ/仏は往く者、(3)神は立つモノ/仏は座る者、という神と仏の原理的違いについて指摘した。そんな神と仏の違いがなぜ神仏習合文化を生んでいったのか、神仏関係の歴史と思想を解き明かしてみたい。吉田神社の不思議な建造物「大元宮」の謎と思想も。
電子回路の基礎の習得を目標とします. 基本的なことから積み上げて電子回路を理解していく立場で講義します. このことによって, より複雑な回路の動作をも理解できる応用力まで身につけてもらえればと期待しています.
本年はチャールズ・ダーウイン生誕200年、ラマルクの進化論「動物哲学」出版200年にあたります。これを記念して、進化をテーマに、生命、人間、精神、文化、化学、工学、理学などにおける進化とは何かに関する公開講座を開催します。
This explains history of Japanese garden showing many pictures.
遺伝(inheritance)とは遺伝情報すなわち遺伝子(gene)が親から子に伝わることであり、ヒトを含むすべての生物にとって最も重要な事象である。遺伝の仕組みや物質的基礎を明らかにする学問分野である遺伝学(genetics)は、理系・文系を問わず、社会常識として学ぶべき科目である。また、遺伝病の遺伝子治療や遺伝子組換え食品が現実となっている現在、それらにどのように対応するかの判断に際し、正しい遺伝の知識は不可欠である。本授業では、入学試験で生物学を選択しなかった学生でも遺伝学の基礎を学べるように、生物学の基礎知識から講義する。
エマニュエル・トッド氏 と佐伯 啓思(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)による対談です。
東南アジアとその周辺域における自然資源の持続的利用、およびより広く環境と人間生活に関わる諸問題について、技術的・生態学的観点からのみならず、民族、開発、社会経済システムやポリティクスといった点からも幅広くとりあげ、南アジア、日本との比較の視点を含め個別事例的に検討する。
温度とは何か、低い温度にはなぜ限りかあるのかをお話しした後、極低温の世界における奇妙な現象を一般の人達にも解り易く解説し、それらの身近な応用についても紹介し、科学、物理学研究のおもしろさと意義を理解してもらう。
 メディアアート授業内で制作された学生作品
ITビジネスには、経営における、あらゆる題材が含まれるため、ITビジネス論Aでは機能別の視点、ITビジネス論Bでは業界別の視点をそれぞれ取り入れて、分類の大枠とする。 ・CRM(Customers Relationship Management) ・SCM(Supply Chain Management) ・ナレッジ・マネジメント、その他
京都大学名誉博士称号授与記念講演会、アラン・ケイ氏 による「A Lecture In Memory of Yahiko Kambayashi-sensei Systems Thinking For Children And Adults」 です。コンピュータの仕組みやコンピュータサイエンスの発展と展望について、例えを用いながら分かりやすく解説します。
この講義では、生物圏における様々な情報を収集・分析する方法やシステムについて、水圏生物に関する研究を紹介して解説する。近年、発展が著しい水圏生物の調査手法であるバイオロギングを解説するとともに、具体的な研究事例を紹介する。
電気電子工学において半導体がどのように使用されているかを述べ,それらが,半導体材料の持つ特性を活用したものであることを概述したのち,講義全体のスコープを紹介する.
本講義は、第二次大戦後から1970...
iPadの登場は出版・流通業界に大きな衝撃を与え、電子出版や電子書籍への注目がかつてないほどの高まりを見せています。その影響は大学にも及んでおり、授業や教科書など大学教育のスタイルにも変化が見えはじめています。このような最近の潮流をふまえ、今回の講演会では、iPadに象徴されるデジタル時代の進展とその課題について3人の方から講演をしていただきます。出版と流通、教育と研究、そして図書館という3つの異なった切り口から、最新の状況についてお話いただき、ひいては大学図書館が果たすべき役割や機能についてともに考える場となることを期待します。
医学留学を実際に体験した医師や学生から体験談を語ってもらい、留学について考えます。
グローバルCOE「心が活きる教育のための国際拠点」は、心が活きる教育とはどのようなものか解明し、それをどのように理解し実践していくかについて、京都大学の心理学及び教育学の研究者が有機的に連携しながら研究を進め国際的に活躍する有為な人材育成を進めています。5年計画の4年目にあたり一般市民向けの公開講演と公開講座を開催して、成果の一端をご紹介します。
世界の政治、経済、文化はグローバリゼーションの進展に伴いアメリカに一極集中する一方で、BRICsの台頭に認められるように多極化へと向かいつつある。今、かつてないほどに多文化理解を通じて、多様な価値基準を身につけることが求められている。そこで、国際社会において多極的世界の構築を提唱したフランス共和国元首相・外務大臣ドミニク・ドヴィルパン氏、並びに評論家加藤周一氏、京都大学教授佐伯啓思氏を交え、多極的世界観を構築することの重要性について考える。はたして外国語教育・学習は多極的世界観の構築にどのように資するのか。
「京都大学文学研究科に在籍し、その後教員として23年探求してまいりました、意識とワーキングメモリの問題を、その脳内表現の問題と関連させてお話させて頂きます。」
These are promotional videos of the works of Naoko Tosa (Kyoto University).
京都大学に着任して28年間の研究者としての歩みを、京都大学法学部入学後「国際法」を研究することになるきっかけとなった、財団法人日本国際問題研究所が開催していた夏期ゼミナールでの講座講演での議論に参加したことから振り返りながら「安全保障」について講義を行う。
江戸時代の大名家について史料をもとに紹介します。御家存続に関わる大事件から日常的な小事件まで、様々な出来事を通して見えてくる殿様と家臣達の世界。当時の武家社会のあり方や価値観について考えます。
京都大学防災研究所21世紀プログラム「災害学理の究明と防災の構築」連続公開講座
こころの未来研究センター シンポジウム「遠野物語と古典」
臓器移植は、手術手技・免疫抑制剤の発達とともに1980年代から実験的医療から一般医療へと変貌した。京都大学においても1990年より生体肝移植が始まり、2004年には1000例をこえ、世界で最多数の実績を達成した。また生体小腸移植や生体膵島移植も手がけている。この歩みの中で得た見識を我々は広く公開してきた。そのため国内はもとより欧米を含む世界中から研修生が訪れ、帰国後それぞれの地で生体肝移植を芽吹かせている。臓器移植に関する基礎的な知識、京都大学における実際の臨床経験から抽出されたデーター、移植医療の最先端について紹介する。
These lectures explain Japanese classic literature by the chapter and sentence. It includes various unique concept such as "Okashi" or "Miyabi".
 3月11日に東日本を襲った大地震、大津波、さらに引き続いて起こった福島第一原発事故の後、京都大学では迅速に様々な分野において支援活動、調査研究活動、さらに、学術機関として可能な限り社会に対して多岐にわたる講演会の開催を行ってまいりました。  こうした中4ヶ月近くを経過した今日の時点で、さまざまな情報開示・収集、調査研究などにより、今回の未曾有とも言うべき大震災の全体像がようやく学術的に把握できるようになってきました。このような観点から、京都大学は一般市民の方々を対象に、最新の情報・知見に基づいた学術シンポジウム「大震災後を考える」を13回のシリーズ(予定)として開催することとしました。...
京都大学吉田キャンパス計画(ベンチャービジネスラボ、総合人間学部1号館、博物館南館、理学部校舎、医学部総合研究棟、建築科改修他)、ギャラリーユニバース2、日本情報センター、ヴァンジ庭園美術館、壱岐郷土美術館、舞鶴市「智慧蔵」、赤レンガ博物館補強工事、他多大な設計をおこなってこられた宗本教授にとっての「設計」とは。
カウンターでの受け渡しや書架整理の際に破損した図書が見つかることがあります。破損の進行を止め長く利用するためには、傷みの少ないうちに適切な処置を施すことが大切です。今回は、ページの破れや外れ、背の外れ、表紙と中身のつなぎ部分の緩みなど、図書館でよくある破損を扱います。作業手順を撮影した映像に基づくレクチャーと実習を通して、ぜひ知っておきたい簡易な補修方法を学んでいただきます。今まで補修をしたことがない、またはよくわからないまま補修をしているという初心者の方が対象です。
プラズマ分光学研究との出会いから、PDPマイクロ放電プラズマへの適用など研究を振り返る。
1935年の湯川秀樹の中間子論に始まる '素' 粒子論は、40年後の基準理論の成立により最終的な解決をみた。その見事な解決には、坂田学派の複合模型と、量子電磁力学に対して展開された朝永振一郎のくりこみ理論が本質的な役割を果たした。この絶望的とも思えた困難な問題がたった40年で解決されたことは驚きである。その内容についての講演。
山中伸弥教授 京都大学iPS細胞研究所所長 「iPS細胞研究のいま その可能性と研究活動」
研究者として石油化学科触媒化学講座からスタートし、どのように「d電子の理論化学」に至ったかを講義する。
水に興味を持った最初の本 W. Kauzmann (著)「The Structure And Properties of Water」1969年との出会い。命に水は必要で、水はなくては生きながらえることできない、我が国は水の国であり、降水量も非常多い、言葉としても「水と油」このくらい「水」というものは私たちにとって身近で関心の深いものである。自然に対しどのようなきっかけで興味を持つか、またどのように扱っていくのか。水はありふれてたくさんあるものだが、人類の知恵としてどのように発展させるか。研究分野である「水」を中心に携わった研究を紹介する。
地盤工学の分野における環境アセスメントの発展について、その成り立ちから解説する。
This is the lecture about development and future of computer science.
「ゲーテ自然科学」という学際的研究テーマと京都大学教養学部、そして人間・環境学研究科の関係についてから始まり、悪魔的な科学を糾弾をしているゲーテの「ファウスト」第2部に焦点をあわせてお話しします。
21世紀に向けて必要な科学教育をすべての学生に提供するためには何が必要なのか。2001年ノーベル物理学賞受賞者で、世界の科学教育のリーダーでもあるカール・ワイマンと、教育に情熱を注ぐ日本の第一線の物理学者とが、自らの実践をふまえながら、科学教育の未来について語りあう。
野田モデルの実験デモ。
自らの経験も交えつつ、地球から出る自然電波の研究、自然波動観測装置の設計、ホイスラーモー波、木星電波、電波星、Auroral kilometric Radiation、Kilometric Continuum、かぐや(月周回衛星)、宇宙太陽発電所を中心に講義する。
 フランス語による講義です。クレオールの人々のアイデンティティの帰属問題などに触れています。西山教行(人間・環境学研究科准教授)による逐次通訳が行われています。
第13回京都大学国際シンポジウム「学術研究における映像実践の最前線」は、宇宙物理学、医学から、生物学、人類学、社会学、心理学、情報工学までの多様な映像実践を紹介し議論する世界的にも類をみない画期的な学際的試みです。映像実践を通じた新たな学術領域の開拓に挑み、学術映像の世紀を拓く京都大学発の記念すべき国際シンポジウムに、奮ってご参加ください。
現代は,規格化された工業製品だけでなく,自然界の植物,動物をも計測したり,制御・生産する時代である.本授業では,複雑で多様な自然現象および植物の挙動等に内在する法則,現象を理解すると同時に,不定形で多様な対象物を計測する装置およびその原理,構成,仕組みなどを学ぶ。これにより,自然界における工学的計測に関わる用語,知識を幅広く身に着けること,植物の成長,挙動に関連する特性およびルールが理解できること,計測装置を備えた生物機械システムの原理が理解容易となることを到達目標とする。
Emergent Phenomena in Complex Adaptive Systems