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教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第5回目はオリエントの歴史「エジプト2」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇基本文
紀元前14世紀に、新王国時代の首都テーベの守護神と結びついたアメン=ラーをまつる神官団と王のアメンへテプ4世が対立する。
彼は従来の多神教を否定して、唯一神アテンの信仰を強制する宗教改革を行う。さらに中部エジプトのテル=エル=アマルナに遷都した。
王の死で改革は挫折するが、改革の影響で古い伝統にとらわれない写実的なアマルナ美術が生み出されている。
その後もシリア北部でヒッタイトと戦うなど新王国の隆盛は続くが、前7世紀以降、たびたび異民族の支配を受けるようになった。