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「最近、ドーパミン中毒が流行ってるらしいよ」。友人にそんなことを言われた永田希は、あらゆる中毒に関する本を読み漁った。世界最古の依存症の例とは? ギャンブルとギャンブルでないものの境目とは? 中毒は産業や政治に利用される? まっとうな中毒との向き合い方とは? ワイワイまじめに中毒を教養にしていく。
【目次】
0:00オープニング(3人は何中毒?)
3:35
中毒って教養ですか?
7:32
人類最古の依存症「ギャンブル」
10:22
ギャンブルの境目
14:18
中毒と社会
19:34
小川洋子『密やかな結晶』と伊藤計劃『ハーモニー』
22:21
意識をゆさぶる植物
26:37
中毒になるかは「ギャンブル」である?
【参考文献】
アンナ・レンブケ著 恩蔵絢子訳『ドーパミン中毒 』( 新潮新書)
https://www.shinchosha.co.jp/book/610969/
カール・エリック・フィッシャー著
松本俊彦監訳 小田嶋由美子訳『依存症と人類 われわれはアルコール・薬物と共存できるのか 』(みすず書房)
https://www.msz.co.jp/book/detail/09602/
辻 直四郎訳 『リグ・ヴェーダ讃歌』(岩波文庫)
https://www.iwanami.co.jp/book/b248146.html
クリス・ アンダーソン著 高橋 則明訳 小林 弘人 監修・解説 『フリー <無料>からお金を生みだす新戦
』 (NHK出版)
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000814042009.html
マルセル・モース著 吉田禎吾/江川純一訳 『贈与論』 (ちくま学芸文庫)
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480091994/
松本俊彦 編 『アディクション・スタディーズ-薬物依存症を捉えなおす13章
』(日本評論社)
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/8332.html
小川洋子『密やかな結晶 新装版 』(講談社文庫)
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000346254
伊藤計劃『ハーモニー[新版]』伊藤 計劃(ハヤカワ文庫JA)
https://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/21166.html
マイケル・ポーラン著 宮﨑真紀訳『幻覚剤は役に立つのか』(亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=955
マイケル・ポーラン著 宮﨑
真紀訳『意識をゆさぶる植物 アヘン・カフェイン・メスカリンの可能性』(亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1113&ct=8
臼井隆一郎『コーヒーが廻り世界史が廻る 近代市民社会の黒い血液 』(中公新書)
https://www.chuko.co.jp/shinsho/1992/10/101095.html
【補足】
03:51 「ドーパミン」
快感や多幸感、意欲などを活性化させる脳の神経伝達物質。
07:03 「リグ・ヴェーダ」
古代インドの聖典であるヴェーダのなかでも最古とされるもの。
07:54 「ゲーム依存」
WHO(世界保健機関)はゲーム依存(ゲーム障害)をギャンブル依存症などと同じ精神疾患として正式に認定した(2019年承認・2022年から発効)。
16:00 「禁酒法」
1920年にアメリカで制定された酒類の醸造・販売を禁止する法律。
密造酒が横行し、犯罪を助長したため1933年に廃止された。
16:07 「アヘン戦争」
1840~42年に、中国・清朝のアヘン禁輸措置をきっかけにイギリスと清国との間で起こった戦争。
【番組について】
女優・著述家・作家の3人がそれぞれ持ち寄った「教養にしたいもの」を語り合いながら、万物を教養にしていく「教養増殖バラエティ」。