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あなたの今年の目標は何ですか? 幸せになるために、今年は何をすることを決めましたか?
今年こそ、「こんな経験をしてみよう!」「あの場所に出かけてみよう!」、あるいは「この習慣はやめよう!」など、目標の多くは自分の行動を変えるためのものが多いのではないでしょうか?
そんななか、ぜひとも「自分のこころを変える」ための目標、つまり「自分のこころを正す」という目標もつけ加えてみましょう。
「こころを正す」ことは、じつは自分の幸せと直結しています。・・・そう言われても、なかなかピンとこないかもしれません。
自分の住んでいる世界は、自分のこころによって知覚されている世界です。だから、自分にとって世界とこころは同じものなのです。
みんなが同じ世界に住んでいるように感じていますが、一人一人に見えている世界はまったく別のものです。一人一人の世界は違うのです。
そして、その自分の幸せな世界は、自分のこころの幸せから生まれるのです。
いつか世界にステキなものが現れて自分を幸せにしてくれるだろうと思っていても、こころが間違っていればステキな経験はありえないのです。すさんだこころには、決して安らかな世界は知覚できません。
平和で安らかで愛のある世界を見たいのであれば、自分のこころの間違いに気づいて、それを正してあげることで、世界を正しく知覚できるようにしなければならないのです。
自分のこころが間違っていると、たとえ人生に何をつけ足そうとも決して満足も幸せも感じられません。
いっときは楽しいことを追求していい気分になるかもしれませんが、どんな経験を差し出そうとも、結局はこころのうちに潜む怖れや不安感によってすべてが曇りはじめます。
こころが間違っていれば、自分の人生も目にする世界も、不安定なものに感じられてしまうのです。
こころが正しい状態であるというのは、恐れや罪悪感をいだくことがなく、何かを責めたり裁いたりする必要がないので、いつも安らぎと喜びに満たされています。
そして、その平和なこころから世界を知覚することで、まったく同じ平和と安らぎを見出すことができます。
平和な世界は全員のためにすでにここにあるのですが、正しいこころからでなければそれは知覚できないのです。
だからこそ、幸せな世界で生きてゆくためには、まずは自分のこころを正すことからスタートしなければなりません。
「こころを正す」とは、どういうことでしょうか?
それは、自分のこころが裁きや責め、疑いや怖れの気持ちをいだいたときに、すぐにそれに気づくようにし、見逃さないことです。そのためには、イライラや落ち着かない感じ、不安感、怒りに注意していましょう。
なぜなら、このような気持ちを感じる直前にこそ、「正されるべき間違った考え」が存在しているからです。その考えをいだいたがゆえに、イライラや不安、怒りという気持ちが引き起こされたのです。
たとえば、「こんなことは起こるべきじゃない」と考えればイライラしますし、「これで大丈夫なのだろうか?」と考えれば不安になります。
自分の感じる感情のすべては、自分の考えから生みだされています。自分がイヤな気持ちを感じて