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京都市在住の哲学者が、身近なことから雑談的に哲学するポッドキャスト。
#34は、「仮説」という考え方を採用すると見えてくる世界について。途中、『映像研には手を出すな』という漫画・アニメについて語り出すシーンもあったり。
告知したのは、楽天ブックスで特典付きの『スマホ時代の哲学』のキャンペーンです。企画した人が安心するくらいには売れてほしい…。
西田善太さんとの対談「自分だけの偏愛をみつける方法」(8/20, 本屋B&B)、青田麻未さんとの対談「日常の中にある美学」(8/22, UNITE)、戸谷洋志さんとの対談「日々の悩みに哲学は使えるか」(8/30, ジュンク堂書店梅田店)などのイベントもよろしくお願いします。
この夏のイベントラッシュを乗り切りたい所存。
Published 08/07/24
京都市在住の哲学者が、身近なことから雑談的に哲学するポッドキャスト。
#33は、読書会の話。オンラインや対面、読了必須/読まなくていいなどなど、色んな形式で催されています。
私が主宰している読書会では誰がいてどんな会話をしているかという話から、『読書会の教室』(晶文社)を経て、読書会の効用まで。
仲間と運営している小説読書会はオープンなので、関心あればどうぞ。
告知したのは、マガジンハウス・西田善太さんとの対談「自分だけの偏愛をみつける方法」(8/20, 本屋B&B)、青田麻未さんとの対談「日常の中にある美学」(8/22, UNITE)、戸谷洋志さんとの対談「日々の悩みに哲学は使えるか」(8/30, ジュンク堂書店梅田店)の3つです。
この夏のイベントラッシュを乗り切りたい所存。
そういえば、楽天ブックスで特典付きの『スマホ時代の哲学』のキャンペーンが始まっているので、よければぜひ…!
Published 08/06/24
京都市在住の哲学者が、身近なことから雑談的に哲学するポッドキャスト。
#32は、塩谷舞『ここじゃない世界に行きたかった』(文春文庫)の話。文庫解説として、「『夜の言葉』を書く人」という文章を寄せました。夜の話に始まって、夜の話で終わる本になり、夜型の私としては大変満足しています。
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Published 05/03/24
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト。
#31は、去年もらったメールでの質問に回答。「『スマホ時代の哲学』に書いてあるみたいに、自分への警戒心を持つこと、ゾンビ映画のすぐ死ぬモブみたいな振る舞いをしないことは大切かもしれない。でも、本を出すっていうとき、そんなことできるんですか?」というような質問でした。
今日読み上げた新刊はこちら。
そして告知関連。朱喜哲さんとの対談はこちらで、古川裕也さんとの対談はこちらです。『UOMO』の哲学コラム連載、だいわlogの連載もよろしくお願いします。
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Published 04/30/24
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト。
#30は、4/10に発売した新刊『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』についての話。トークで紹介したレビューは、「衝動のまま生きるために必要なこととは?『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』を読む」というReal Soundの記事。
6/2には、東京でクリエイティブディレクターの古川裕也さんと対談し、5/22には、大阪で共著を書いたとある哲学者仲間と対談します(リンクと情報は4/22からオープンされます)。前者は対面のみ、後者はオンラインもあります。
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Published 04/18/24
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト。
#29は、最近の対談イベントを振り返りながら、三宅香帆さんの編纂したアンソロジー『私たちの金曜日』(角川文庫)に掲載されている田辺聖子さんの短編小説の話をしています。実質三宅香帆論だったイベントの振り返りですね。
デザイナーの渡邊康太郎さん、ライターの塩谷舞さん、書評家の三宅香帆さんとの対談は、アーカイブが買えますのでよければ。9月には、株式会社アダット代表取締役社長の福澤英弘さんとの対談、そして書評家の渡辺祐真さんとの対談があります。対談もあるのでぜひ。
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Published 08/30/23
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト。
#28は、『スマホ時代の哲学』や『信仰と想像力の哲学』など、書籍でも度々参照している、ヤマシタトモコさんの漫画『違国日記』。その最終巻を読み終えて、高ぶった感情のまま話しました。読了後、興奮のままに投稿した感想がこちら。併せてご覧あれ。いずれもあんまりネタバレなし。
ちなみに、冒頭で告知したイベントは、①三鷹・UNITÉ(ユニテ)での渡邉康太郎さん、塩谷舞さんとの対談、②梅田ラテラルでの三宅香帆さんとの対談、③下北沢本屋B&Bでの渡辺祐真さんとの対談です。いずれも、対面、オンライン、アーカイブがあります。ぜひに!
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Published 08/18/23
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト。
#27は、質問回。「本を一回読んでどれくらい理解できますか?」という質問をしばしばもらうので、それに答えました。参照したのは、『スマホ時代の哲学』の文学研究の営みに関する箇所。
紹介した記事は、「「名探偵コナン」は小学生の弱い探偵だからこそ面白い…哲学者が見た「子供の世界と大人の世界の緊張関係」 」と、「なぜ大人も映画館に「名探偵コナン」を見に行くのか…年800冊の漫画を読む哲学者が語る"知られざる魅力"」、そして、「1話目でいきなりあんなことになるなんて…話題沸騰『【推しの子】』がヒットした一番の理由」です。
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Published 07/15/23
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト。
#26は、質問回。ネガティヴ・ケイパビリティは大事だけど、答えがほしくなるということについて。那須耕介さんの『つたなさの方へ』や『自分と社会とのあいだの難関』を参照しながら、「勝つ=答えを得る」のとは違うやり方について考えました。あと、やたら『鶴見俊輔の言葉と倫理』と『信仰と想像力の哲学』を推しています。本棚に積んでください。
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Published 07/03/23
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#25は、読んだ本の感想。デザイナーの川名潤さんによるZINE『出版とデザインの26時』および『出版とデザインの27時』、そして、岩下弘文さんの『ふわふわする漱石』、佐野泰之さんの『身体の黒魔術、言語の白魔術』、下西風澄さんの『生成と消滅の精神史』、久保正彰さんの『西洋古典学入門』。
Published 06/17/23
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#24は、MARUZEN&ジュンク堂書店池袋本店で行われた『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』刊行記念トークイベントの話。そこで受け取った、「心に住まわせた多様な他者の声に押しつぶされてしまう」との疑問に答えていきます。『スマホ時代の哲学』の話ですね。
それから、私の関わった著作、『〈京大発〉専門分野の越え方:対話からはじまる学際の探求』(ナカニシヤ出版)、シェリル・ミサック『真理・政治・道徳:プラグマティズムと熟議』(名古屋大学出版会)、プレジデントオンラインのコナンの記事などを紹介しています。
ちょっとむせていたり、相変わらず噛み噛みだったりしますが。
Published 06/10/23
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#23は、みうらじゅんや星野源を意識しながら「哲学者など」と名乗っているよという話。先日、デザイナーの渡邊康太郎さんに言われた、「〈哲学など者〉と〈哲学者など〉の違い」についても少し語っています。
いや、みうらじゅんへの愛着について語っただけかもしれない。
本文中で言及したのは、takram radio出演回、杉谷和哉さん・朱喜哲さんとの共著『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる:答えを急がずに立ち止まる力』(さくら舎)、ポッドキャスト「超相対性理論」の谷川出演回、シェリル・ミサック『真理・政治・道徳:プラグマティズムと熟議』(名古屋大学出版会)、プレジデントオンラインの記事などです。
Published 04/17/23
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#22は、先日のTwitterトレンドについて、そしてSNSの嫌なところについて、かなりダラダラと話しています。繊細な話題について話すので、心が安定していない人は聞かない方がいいのかもしれません。ある一般の人の生死にかかわるイメージがネット上で拡散したことについてです。事件の具体的な話はしていませんし、リスナーには検索すらしないでほしいと思います。
どんな媒体であっても、どんな風にぼかしても、それについて語ることさえするべきではないとも思ったのですが、迷いながら言葉を選んでいます。そんな取り乱しがちな回です。
いつもの調子を取り戻すように、プレジデントオンラインの記事、『〈京大発〉専門分野の越え方』(ナカニシヤ出版)、C・ミサック『真理・政治・道徳』(名古屋大学出版会)などについても告知しています。
しとしと降る雨にふれたときのように読んだと話したのは、蓮實重彦さんの『齟齬の誘惑』です。久々に「この本があってよかった」と思える本でした。
Published 04/15/23
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#21は、最近あったラジオ収録での失敗について。器用だとみられがちな私も失敗するし、へこむし、実は内向型的なところがあるんだよ、という雑談。スーザン・ケインの『Quiet: The Power of Introverts in a World That Can't Stop Talking』、そして、私の新刊『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる:答えを急がずに立ち止まる力』(さくら舎)について。
ちょっとでも気になった方が買ってくださると、次の書籍にちょっとつながります。『ネガ生き』を一部抜粋したプレジデントオンラインの記事はこちら。
Published 03/10/23
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#20は、新海誠「すずめの戸締まり」(2022)、サラ・ピンスカー『いずれはすべて海の中に』(竹書房)の話。「すずめの戸締まり」の話では、繰り返しや挨拶を通して描く日常の意味について、サラ・ピンスカーの話では、何かを選び決断するということについて話しました。
Published 02/04/23
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
久々の更新である#19は、その間にやった仕事、間もなく公開される仕事の紹介。出版されて随分経つけど、やっと『スマホ時代の哲学』(Discover21)の話をしました。あと、これから出版・公開されるものたちのことも。『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(さくら舎)、公開予定の対談記事、執筆記事のこと。
次回こそは、もうちょっとどうでもいい感じのテーマで話します。がんばらない、ローテンションをモットーに続けていきたいところです。
Published 01/28/23
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#18は、頂いた本、買った本、読んだ本の紹介。買った本は、サラ・ピンスカーの『いずれはすべて海の中に』と『新しい時代への歌』(いずれも竹書房文庫)。フィリップ・K・ディック賞・ヒューゴー賞の受賞で知られる作家で、どちらも表紙がかっこいい。「こんなタイミングだからこそ、本を読もう」という話をしたのは、この回のポッドキャストです。
頂いた本は、クリストフ・メンケ『力:美的人間の根本概念』, ベン・グリーン『スマート・イナフ・シティ:テクノロジーは都市の未来を取り戻すために(いずれも人文書院)、そして、丸山俊一『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる』(SB新書)。最近読んだ本として紹介したのは、森永真弓『欲望で捉えるデジタルマーケティング史』(太田出版)。
紹介の中で言及したのは、『テクノロジー・バブル:なぜ熱狂が生まれるのか』と、『僕たちのインターネット史』(さやわか、ばるぼら)です。
Published 08/13/22
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#17は、『中央公論』2022年8月号に寄稿した「消費者が求める体験の再編集:ネタバレを避ける人と求める人」と、9月に刊行予定の『鶴見俊輔の言葉と倫理』などについて話しました。
『中央公論』の原稿は、一部がこちらで読めますが、オチは本誌でしか読めません…!雑誌は、Kindleでも読めるみたいなのでぜひに。小川公代さんとの対談についてはこちら。
Published 07/20/22
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#16は、最近買った本の紹介。読了前だけど、こんな感じならもっと更新できるなと思いました。紹介したのは、アマンダ・ゴーマン『わたしたちの登る丘』(文春文庫)、和泉真澄ほか『私たちが声を上げるとき:アメリカを変えた10の問い』(集英社新書)、G. ウィロー・ウィルソンほか『Ms. マーベル:もうフツーじゃないの』(ヴィレッジブックス)、由井真波『動機のデザイン』(BNN)
私のインタビューはこちら→「プラグマティズムと非合理な情熱。学びの果ての衝動。哲学者・谷川嘉浩氏インタビュー。」|Less is More.by info Mart Corporation
Published 07/07/22
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#15は、質問箱に来た質問に答えました。同世代の友人に比べると、高齢の家族やペットがいて自宅にいると「倒れるのでは」と不安になるという相談。どうすれば安心して家で過ごせるのでしょうか。
もちろん、哲学者はすべての答えを予め持っている超人ではないし、短い文面では「こうかな」と推測するしかないのですが、簡単にレスポンスしてみました。キーワードは、「かくまってくれる友人」(©ヤマシタトモコ『違国日記』)です。
最後の方で紹介したPodcast(ゲストで私が出たもの)はこちらです。
Published 06/01/22
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#14は、ロシアのウクライナ侵略を念頭に置きながら、「こんな状況で本を読む価値」について話しました。その後で、最近観たコンテンツの話をし、悩み相談に答えています。
紹介するコンテンツは、Netflixの優れたコメディである「Don't Look Up」。悩み相談は人付き合いについてのもの。書籍を紹介しながらレスポンスしていきます。そこで紹介したのは、朴沙羅『ヘルシンキ 生活の練習』(筑摩書房)。おすすめです。
Published 03/03/22
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#13は、林玲穂さんとの対談イベント「何がキャラクターに饒舌と沈黙をもたらすのか」——『鬼滅の刃』HIKAKINから、「パラサイト」「イカゲーム」BTSまで、日本と韓国のヒットコンテンツから考える現代社会(2021/12/26,...
Published 12/26/21
京都市在住の哲学者が、身近なことから哲学するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#12は、林玲穂さんとの対談イベント「何がキャラクターに饒舌と沈黙をもたらすのか」——『鬼滅の刃』HIKAKINから、「パラサイト」「イカゲーム」BTSまで、日本と韓国のヒットコンテンツから考える現代社会(2021/12/26, 15:00-)を終えて、語り尽くせなかった韓国コンテンツへの印象や考察について語る回。今回は、ポン・ジュノ監督「パラサイト/半地下の家族」(2020)と「愛の不時着」(2019)について語る。
「パラサイト」の面白さは、悪人や詐欺師の出てくるコンゲーム的な面白さがあるんじゃないかとか、「愛の不時着」と「破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」(通称はめふら)の比較とか、「愛の不時着」はメタ的な視点があるということが、現代の成熟した視聴者にあのぶっ飛んだ恋愛をベタに受容させている……みたいな話をしています。
Published 12/26/21
京都市在住の哲学者が、毎回何かを紹介するポッドキャスト、Philosophy Gives Directions。
#11は、高校生向けに冬休みに音楽と本を勧める機会があったので、それをここでも紹介しています。ポッドキャスト内で紹介しているもの(一部):ぷにぷに電機「君はQueen」、星野源「桜の森 (Live from “宴会” 2021)」、Creepy Nutsのフリースタイルラップ【新聞広告の日】「#みんなに聞いてほしいことがある」スペシャルムービー、金成玟『K-POP:新感覚のメディア』(岩波新書)、『読書会の教室 本がつなげる新たな出会い 参加・開催・運営の方法』(晶文社)、古田徹也『いつもの言葉を哲学する』(朝日新書)などなど。
下記イベントもよろしくお願いします:谷川嘉浩×林玲穂「何がキャラクターに饒舌と沈黙をもたらすのか」——『鬼滅の刃』HIKAKINから、「パラサイト」「イカゲーム」BTSまで、日本と韓国のヒットコンテンツから考える現代社会(2021/12/26, 15:00-)
Published 12/24/21