【中世哲学10】スコラ哲学、ついに終焉!「オッカムの剃刀」で中世の鎖を断ち切り、近代を開いた「悪魔的存在」の思想に迫る #46
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中世哲学シリーズの第10話です。 中世哲学の主役として隆盛を誇ったスコラ哲学も、ついにウィリアム・オッカムという神学者によって息の根を止められることになります。 「オッカムの剃刀という言葉でも有名な彼の思想は、どのようにしてスコラ哲学に終止符を打ったのか。キリスト教を信仰していたオッカムがなぜ、それまでの神学を否定するような学説を唱える事になったのか? そして、ある意味で近代の先取りともいえる「二重真理説」とはどんなものなのか?長かった中世哲学の幕切れとその後の物語をお楽しみください!(中世哲学シリーズはもう一回だけ続きます!) 【目次】 0:00 本当の「中世暗黒時代」に生まれたオッカム  6:56 中世の常識を覆し、近代・現代の常識を作った「オッカムの剃刀」 18:15 キリスト教も科学もどちらも信じることはできる?二重真理説の意味 23:48 スコラ哲学を根底から覆し理性を解き放ったオッカムは「悪魔的存在」? 35:57 しながわには「鳴り止まない拍手」が聞こえている・・・ ▼X(Twitter)はこちら https://twitter.com/tanotetsu 感想などを「#たのてつ」でツイートしてもらえると泣いて喜びます! 【主な参考文献】 ◎おすすめ参考文献 『中世の覚醒』 (ちくま学芸文庫)  リチャード・E.ルーベンスタイン https://amzn.asia/d/0O8T4kk 『神を哲学した中世―ヨーロッパ精神の源流―』 八木雄二 https://amzn.asia/d/efzslMt 『トマス・アクィナス――理性と神秘』 (岩波新書) 山本 芳久  https://amzn.asia/d/3YvxnI4 『中世ヨーロッパ』 ウィンストン・ブラック https://amzn.asia/d/f8vPEC7 ◎その他の主要な参考文献 『中世思想史』 クラウス・リーゼンフーバー https://amzn.asia/d/b3XURGM 『西洋古代・中世哲学史』  クラウス・リーゼンフーバー https://amzn.asia/d/duERpzQ 『普遍論争』 山内志朗  https://amzn.asia/d/iK8YH7j 『天使はなぜ堕落するのか―中世哲学の興亡』 八木 雄二 https://amzn.asia/d/1gb8nQM 『哲学がわかる 中世哲学』 ジョン・マレンボン https://amzn.asia/d/3WJEev8 『哲学の歴史〈第3巻〉神との対話―中世』 https://amzn.asia/d/fsNXwJC 『トマス・アクィナス』 (講談社学術文庫)  稲垣 良典 https://amzn.asia/d/dI7wW9F 『アリストテレス』 (講談社学術文庫) 今道 友信 https://amzn.asia/d/5mmXHiL 『人と思想 39 アウグスティヌス』 宮谷 宣史 https://amzn.asia/d/fI6WoZu                                【おたよりお待ちしています!】 ご意見や誤りの指摘、二人への質問や要望は、コメント欄か下記「おたより箱」からいただけますと幸いです。 ▼おたより箱 https://forms.gle/Rv7YPGDb9LobiTMd8 ※哲学の専門家でも研究者でもない二人ですので、誤解や知識不足によって間違ったことを言ってしまうこともあると思います。その際は優しくご指摘いただけるとうれしいです。 【プロフィール】 ■タッシー 高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、
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デカルト編の第13話(最終話)です。 このシリーズのはじめに提起した「デカルトは中世の人か、近代の人か」という問いにタッシーが答えますが、その答えは意外なものでした。 そして、デカルトの人生と哲学を知ることで、私たち日本人には、幸いにも東洋哲学と西洋哲学という「2つの引出し」が与えられていることに気付かされます。 「2つの引出し」を持つとはどんな意味なのか?それによって手に入る勇気と豊かさとは何か?ぜひお聴きください! 【目次】 0:00 デカルトが後世に与えた影響が大きすぎる件 7:52 デカルトは中世の人?近代の人?タッシーが出した答えは⋯?! 12:32 「心」ってあ...
Published 11/29/24
デカルト編の第12話です。 晩年に入ったデカルトが始めたのは、以外にも王女様との文通や、女王様への家庭教師でした(笑)  生まれながらの社交性で人脈をどんどん広げていく一方で、10代の頃に志した「哲学の木」という学問の一大プロジェクトは、『情念論』の刊行をもって完成したといえます。 しかしそのわずか3ヶ月後、デカルトは異国の地スウェーデンで息を引き取ります。 彼が最後に考えていたことはなんだったのか?デカルトの最期から目(耳)が離せません! 【目次】 0:00 物理学の発展を一気に復習!〜アリストテレスからニュートンまで〜 9:21 地球環境の破壊はデカルトのせい?デカルト...
Published 11/22/24