Description
秋は学校行事の多い季節。
わたしはずっと保護者会が苦手です。
なぜ苦手なのか、表面的な会話の目的ってどこにあるのか、情報ではなく感情をやり取りすることなどについて医学書院編集者の石川誠子さんとお話しました。
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「石川さんからの追伸」
本編でちょっとうまく言えなかったので、まとめました。
●私も含めて多くの人間は、「感情」が先にあって、感情のままにもう口を開いて話し始めてしまっている。
●そこに「何かこれを話そう」という明確な意図はない。話す内容は、じつは話しながら考えひねり出している。
●会話の目的は感情を吐露することだから、話題そのものは、「スズメが飛んだ」だけになったりする。
●けれどもそれを話す本人は「この話、めちゃめちゃおもしろいでしょ?」という様子で話す。
●聞く側は、話の中身をちゃんと聞き取ろうとすると、「スズメが飛んだだけなのに、いったいこの人は何がおもしろくてこんなに笑っているんだろう」と不思議になり、意味不明になり、顔がひきつることになる。
●だから特にそういう浅い関係性の場、たとえば保護者会などでは、前提として「人は感情だけをやりとりしているのだ、話の内容ではなくて」と理解すると、ちょっと腑に落ちたり、楽になるのでは。
ということでした。
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齋藤美衣:@miemiesaito
石川誠子: @ishikawaon