「社会保障費の財源に死蔵される富裕層の遺産を充てる手も?」
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第17回、不足する社会保障の財源をどう補うのかについて考えます。 政府は、先行き、人口減少や少子・高齢化に伴い、社会保障の財源が不足するとの見通しを公表しています。この将来予測を前提に考えると、それほど遠くない将来、大型の増税が避けられないとの見通しが成り立ちます。消費税だけではなく、例えば相続税を見直すとしたら、現行のどういう部分をどのように変更するのが良いのかなど専門家にお話を伺い、ふかぼりしていきます。 ゲストは三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフエコノミストや内閣官房内閣審議官、法政大学教授などを歴任された経済学博士の水野和夫さんです。
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第20回 今回は、GAFAのような多国籍企業を巡る最新の課税強化の動きを検証したうえで、そこで登場したキャッシュフロー課税の革新性や他の法人課税への応用ができるのかにもスポットを当てたいと思います。前回に引き続き税制にも詳しい経済学者の佐藤主光さんにお話を伺っていきます。
Published 11/15/24
第19回 今回は、実際には多くの方の懐具合に大きく影響するにもかかわらず、消費税ほど目の敵にされることが少なく、以前ほど、重税感を認識しづらくなっている「所得税」についてふかぼりしたいと思います。 今年度の国と地方の税収の合計を100とした場合、税目別で最大なのは、34.9%を占める消費課税ですが、個人の所得課税は26.7%とそれに次ぐ第2位の規模にあります。これは3位の法人課税の24.4%や4位の資産課税の14.0%を上回る大きな税目なのです。つまり、本来ならば、所得課税は、もっと納税者が重い負担だなと感じてもおかしくないはずですが、実際はそうはなっていないといって良いでしょう。所得税...
Published 11/08/24