Description
ゲストは、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)で働く牛田貢平さん。「最適解を導き出すために。課題解決の糸口はどこにある?」をテーマに話します。
世界有数の鉄道大国と呼ばれる日本。なかでも、特に複雑だと言われるのが東京の地下鉄です。複数の路線が乗り入れ、1日平均の利用者数はおよそ800万人近くにのぼるとも!
それにもかかわらず、大きな遅延もなく、当たり前のように移動できるのは緻密に計算されたダイヤの存在があるから…ということで今回は、ダイヤ作成のスペシャリスト・通称「スジ屋」でもある牛田さんと一緒に「困難な仕事における最適解の見つけ方」を考えていきます。
【タイムライン】
00:00〜 イントロダクション
00:51〜 東京メトロ、通称 “スジ屋”牛田貢平さん登場
04:21〜 800万人の乗客が利用している東京の地下鉄網
07:03〜 日本の地下鉄は遅れない!?
09 :10〜 ダイヤ改正はなぜ行われるのか
12:15〜 ダイヤはどのように作成されていくのか?
13:30 〜 東京地下鉄社員しか手にできない、緻密な業務用ダイヤ表がスタジオに登場
15:59〜 すれ違い、追い抜き、乗り入れ・・・複雑に絡み合う電車運行をダイヤに書き記す
17:23〜 制約の多いダイヤ作成は行き詰まりの連続。どのように課題を解決してきたのか
18:56〜 日本一混むと言われていた東西線のダイヤを担当したときの話
23 :10〜 斬新なアイデアは、まったく別の物事から浮かび上がる
26:49〜 実はダイヤ作成担当者になりたくなかった牛田さん
29:03〜 前例にとられない仕事の仕方が、思わぬ糸口を呼び込む
30:26〜 不満を伝えるうちにたどり着いたダイヤ作成の世界
33:26〜 番組へのお便り「みんなのご褒美」
34:55〜 エンディング
【ゲスト】
牛田貢平(うしだ・こうへい)
1965年、千葉県生まれ。高校卒業後の1984年に、帝都高速度交通営団(現・東京メトロ)に入社。駅員、車掌、運転士、指令室での列車運行管理業務を経て、2001年に本社へ異動し、輸送計画担当(ダイヤ作成)となる。
輸送計画担当時代には、大学との共同研究により、列車遅延の「質」の評価指標「Buffer Index」を考案。これを使ってダイヤを組み直し、当時最混雑路線であった東西線の遅延を激減させ、国内外から注目を集める。
その後、東京メトロ研修センターでの運転士養成業務を経て、2013年から海外技術支援担当に従事。ベトナムやインドネシアといったアジア新興国で、新線の開業支援や現地専門家の養成業務に従事する。その一方で、海外業務を通じて見えてきた「私達の当たり前の尊さ」と「仕事の意義」について、メトロ社員への研修の場で講義を行っている
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