「喪の修辞学」:プルースト「逃げ去ったアルベルチーヌ」を読む(2)/近親者の死の表象(1)
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私たちは、近親者の死を体験したとき、それをどのように表そうとするのか。かけがえのない存在の表象の難しさについて考える。
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これまでの授業を振り返り、喪という他者の喪失の契機が、人間の生きる根拠へどのように変貌するのか、その変貌における言語の役割を考える。
Published 01/13/09
喪失するのは、他者の存在だけではない。故郷、言語、伝統など自分の所属を明らかにするものをはぎとられた人々もいる。そうした文化事象の喪失と表象について考える。
Published 01/06/09
歴史は過去を対象とする。その意味はすでに「不在」となったものについて、いかに観察の対象を定め、分析・解釈をしていくかということである。この歴史における現在と過去の関係について考えていく。
Published 12/16/08