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自己言及的存在論講義
この講義は、現在制作中の自己言及的存在論を、制作者自身が紹介するものです。自己言及的存在論という呼称は、ほとんどの人がはじめて耳にするものだと思います。存在論は、そもそも自己言及性を素質としてもっています。あらゆる存在者の存在を究明する存在論それ自身がひとつの存在者だからです。この秘められた可能性を顕在化させることができれば、存在論は、ひとつの存在者である自己の存在をみずから根拠づけることが可能になります。おのれ自身を根拠づける存在論、それこそはハイデガーが不可能と断じ、その不可能性を土台にして『存在と時間』をつくりあげた当の根源的な存在論です。自己言及的存在論には、ハイデガー哲学の源泉にある根源的存在論の不可能性を可能性に転じるとともに、不可能性に頭を抑えつけられている現状から哲学を脱却させるという希望が託されています。 塚原誠司 1944年東京生まれ。1967年、早稲田大学文学部西洋哲学科卒業。労働運動系広報誌の編集者、塾講師、警備員などをやりながら哲学を探求してきた。
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長く間が空いてしまいましたが、自己言及的存在論(SRO)の講義を再開します。今回は第九回目ですが、ここから本論に入ります。本論は第一部と第二部に分けられることになると思います。第一部は、いまのところ四、五回を予定しています。今回のテーマは、パラドクスと脱パラドクスです。これまで解決不可能としていわば先送りしてきた問いに面と向き合い、その解決(脱パラドクス化)に挑みます。 塚原誠司 1944年東京生まれ。1967年、早稲田大学文学部西洋哲学科卒業。労働運動系広報誌の編集者、塾講師、警備員などをやりながら哲学を探求してきた。
Published 07/21/20
今回はこれまでの講義を振り返り、今の時点で見ることのできる展望を示しています。序論的な部分の締めくくりになります。分量的にはいつもの半分ほどです。ただこれまでの講義では触れなかった重要な要素の告白が行われ、また外部的実存のもつ目的が、ユングに学びつつ提示されています。次回からは本論に入ります。そこではいよいよ時間的パラドクスの解決に向けての最初の一歩が踏み出されます。 塚原誠司 1944年東京生まれ。1967年、早稲田大学文学部西洋哲学科卒業。労働運動系広報誌の編集者、塾講師、警備員などをやりながら哲学を探求してきた。
Published 01/10/20
Published 01/10/20
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