054.ベンチャー企業で働く(3)社会的起業の事例紹介
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今回は、売上拡大や株式上場を目指すのではなく、社会の困りごとを解決する「社会的起業」の事例をご紹介します。いずれも私が個人的に関わっていて、主要メンバーを尊敬している組織です。 1つめは「株式会社ワークライフバランス(WLB)」です。日本の働き方改革を推進するパイオニアとして、多くの企業や官公庁にコンサル活動をしています。最近は、霞が関の官僚、病院の医師、小中学校の先生のWLB向上に尽力しています。 2つめは、再生可能エネルギーの電力供給を行う「みんな電力株式会社」、3つめは、病児保育を推進する「NPOフローレンス」、4つめは子どもの貧困問題に取り組む「NPOキッズドア」、最後に高校生向けキャリア授業を行う「NPO16歳の仕事塾」を紹介します。いずれも、社会的意義の高い活動です。 ▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』 https://yamagishi-shinji.com/
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今回は、神奈川県・鶴巻温泉の旅館「元湯・陣屋」を紹介します。陣屋は老舗旅館ですが、2009年に現在の経営者である若夫婦が継いだときは、赤字経営で巨額の借金がありました。そこで若夫婦は、思い切って客室を改装し、1泊9800円から35000円の高級路線へ転換しました。 また、あらゆる仕事をデジタル化し、経営効率と顧客満足度の向上を実現しました。その過程で、従業員に長期的に働いてもらうために、休館日を設定しました。現在はなんと、火水木が休館の週休3日ですが、業績はとても好調です。 離職率が高い旅館ホテル業界において、陣屋は、「働き方改革の成功事例」として、厚生労働省のホームページや...
Published 11/20/24
今回は、「日本一休日が多い会社」と言われる岐阜県の超優良企業、未来工業株式会社を紹介します。未来工業は1965年に設立された東証プライム上場のメーカーで、主な製品は電気設備・給排水設備です。2023年度の連結売上440億円、従業員1250名です。 未来工業は、「日本一社員が幸せな会社」とも言われます。売上目標も営業ノルマもなし、残業は原則禁止、希望者は70歳定年といった特徴があります。年間休日が140日あり、年末年始は約20連休を全社でとります。さらに、5年ごとに全社員で、すべて会社持ちで海外旅行に行きます。 岐阜県の中堅メーカーになぜそれが可能なのか。社是は「常に考える」で...
Published 11/13/24