Description
「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① 5分くらいで日本の文化や日常生活、日本語の文法や単語について簡単に説明します。② 中級者から上級者まで、特にJLPT N3くらいをがんばっている人に役立ちます。③ 短い時間で効果的に学べるので、忙しい人にもぴったりです。聞いてみてください♪
“Make Sense of Japanese in 5 Minutes” is a podcast for people learning Japanese.
① Each episode provides a brief and easy-to-understand explanation of Japanese culture, daily life, grammar, and vocabulary in about 5 minutes.② It is useful for intermediate to advanced learners. Especially helpful for those aiming for JLPT N3 level.③ Perfect for busy people who want to learn effectively in a short amount of time. Give it a listen!
【台本/Script】
日本の鬼を知っていますか?アニメ「鬼滅の刃」にも出てくる鬼です。日本の昔話に出てくる鬼は、怖くて力の強い存在です。でも、日本語にはこの「鬼」を使ったおもしろい表現がたくさんあります。今日は、その「鬼」を使った表現をいくつか紹介します。普段の会話でも使えるので、ぜひ最後まで楽しんで聞いてください!
こんにちは!今日は10月19日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ。以前、このPodcastで『🌸17:こわい「鬼(おに)」の話』をしています。まだ聞いていない方は、ぜひこちらも聞いてみてくださいね!https://youtu.be/2pxWQEIudqg
それでは、まず「鬼の目にも涙」という表現を紹介します。これは、どんなに厳しい人や冷たそうな人でも、悲しかったり嬉しかったりして涙を流すことがあるという意味です。たとえば、厳しい先生が生徒のために泣いた時に「鬼の目にも涙だね」と言います。普段は怖いと思われている人でも、優しい気持ちを見せることがある、ということです。
次に、「鬼が笑う」という言葉です。この言葉は、未来のことについて話すときに使います。未来のことは誰にもわかりませんよね。ですから、よくわからない未来のことを話すと「そんなことを今話しても意味がない」という意味で「鬼が笑う」と言います。たとえば、「来年、月に旅行に行くなんて、鬼が笑うよ」と言うふうに使います。未来のことを話しても、何が起こるか分からないので、少しばかみたいに感じるという意味です。
続いて、「鬼の首を取ったよう」という表現もあります。これは、小さな成功でも、それをとても大きなことのように喜んでいる様子を表します。たとえば、簡単なテストでいい点を取ったり、少しうまくいっただけで「まるで鬼の首を取ったように喜んでいる」というふうに使います。ちょっとしたことでも、すごく嬉しそうにしている様子を伝える表現です。
最後に、「鬼の形相(ぎょうそう)」という表現を紹介します。これは、すごく怒っていて、とても怖い顔をしている人のことを指します。たとえば、誰かが怒って顔を真っ赤にしている時に、「鬼の形相で怒っていた」というふうに使います。まるで鬼のような恐ろしい顔をしている、という意味です。
今日は「鬼」を使った日本語の表現をいくつか紹介しました。怖い鬼ですが、面白い表現にも使われています。今度、日本語の会話をするときに使ってみてください。日本語をもっと楽しんでくださいね。
では、ここで問題です