Description
「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① 5分くらいで日本の文化や日常生活、日本語の文法や単語について簡単に説明します。② 中級者から上級者まで、特にJLPT N3くらいをがんばっている人に役立ちます。③ 短い時間で効果的に学べるので、忙しい人にもぴったりです。聞いてみてください♪
“Make Sense of Japanese in 5 Minutes” is a podcast for people learning Japanese.
① Each episode provides a brief and easy-to-understand explanation of Japanese culture, daily life, grammar, and vocabulary in about 5 minutes.② It is useful for intermediate to advanced learners. Especially helpful for those aiming for JLPT N3 level.③ Perfect for busy people who want to learn effectively in a short amount of time. Give it a listen!
【台本/Script】
「青」を使った日本語の表現、いくつ知っていますか?「青くなる」「尻が青い」など、面白い表現がたくさんあります。今日は、他にも「青二才」など、「青」の使われるさまざまな表現を紹介していきます。ぜひ最後まで聞いてください!
こんにちは!今日は10月31日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ。今日は、「青」を使った表現についてお話しします。
まず、「青」という色について少し考えてみましょう。「青」と聞くと、海や空を思い出します。冷静で、穏やかな気持ちを表す色でもあります。また、「青」は、まだ成長の途中で、これからもっと変わっていくという意味で使われることもあります。この「青」の特徴が、いろいろな日本語の表現にも使われています。
最初に紹介するのは「青くなる」です。「青くなる」は、心配なことや怖いことが起きたときに、顔が青っぽくなる様子を表します。たとえば、「お財布をなくして青くなった」というふうに使います。また、具合が悪くなって顔色が悪くなったときにも、「青くなる」と言います。
次に「青ざめる」という言葉も紹介します。「青ざめる」は、「青くなる」よりもさらに強く心配や恐怖を感じたときに使います。顔が青っぽくなり、さらに白っぽくなる様子を表します。たとえば、「車の事故にあって、青ざめた」というふうに使います。車の事故は本当に怖いですよね。
続いて、「尻(しり)が青い」という表現です。「尻が青い」とは、経験が足りず、まだ成長途中であるという意味です。たとえば、「新しく入ったアルバイトはまだ尻が青い」というふうに使います。仕事や物事に慣れていない人を表すときに使う表現です。また、「しり」を「けつ」と呼んで「けつが青い」ということもあります。
次に「青二才(あおにさい)」という言葉を紹介します。「青二才」も「尻が青い」と似ていて、まだまだ若くて経験が足りない人を指します。少し強い表現なので、他の人には使わないほうがいいでしょう。若くて、経験が浅い印象を表す言葉です。
最後に「となりの芝生は青い」という表現です。「となりの芝生は青い」とは、他の人の物や状況が、自分のものより良く見えて、同じようになりたいなと思う気持ちを表します。これは、隣の家の芝生が自分の家の芝生よりもきれいに見えて、「あんなふうにしたいな」と思ってしまう様子からきています。実際には、自分の芝生がきれいでも、他人のほうがよく見えることもありますね