Description
「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① 5分くらいで日本の文化や日常生活、日本語の文法や単語について簡単に説明します。② 中級者から上級者まで、特にJLPT N3くらいをがんばっている人に役立ちます。③ 短い時間で効果的に学べるので、忙しい人にもぴったりです。聞いてみてください♪
“Make Sense of Japanese in 5 Minutes” is a podcast for people learning Japanese.
① Each episode provides a brief and easy-to-understand explanation of Japanese culture, daily life, grammar, and vocabulary in about 5 minutes.② It is useful for intermediate to advanced learners. Especially helpful for those aiming for JLPT N3 level.③ Perfect for busy people who want to learn effectively in a short amount of time. Give it a listen!
【台本/Script】
「あくまで」という言葉を使ったことはありますか?これは少し難しいJLPT N2の言葉です。実際、よく使う言葉ではありません。しかし、何かを主張したいときや、仕事などの重要な場面でも使える便利な言葉です。相手にはっきりと自分の意見を伝えられる表現です。ただ、いくつかの意味があるので、使い方が少し難しいと感じるかもしれません。今日は、「あくまで」の使い方を3つ紹介しますので、ぜひ最後まで聞いてください!
こんにちは!今日は11月15日です。日本語の先生みわの『5分でわかる日本語』ポッドキャストへようこそ!
まず、1つ目の「あくまで」は、「最後までする」という意味です。自分の考えや意見を途中で変えずに、最後まで続けるときに使います。たとえば、「あくまで日本語の勉強を続けます」と言えば、「途中でやめずに、最後まで日本語の勉強を続ける」という意味です。強い意志を表したいときに使います。他に、「あくまで規則を守ります」と言えば、「何があっても、最後まで規則を守る」という意味になります。このように、自分の意志をしっかりと伝えたいときに使える表現です。
次に、2つ目の「あくまで」は「ある範囲の中だけ」と言いたいときに使います。少し難しいので、先に例をお伝えしましょう。たとえば、「あくまで私の考えです」と言うと、「他の人の意見ではなく、自分の意見であること」をはっきり示しています。また、「あくまで去年の情報です」と言うと、「今年の情報ではなく、去年の情報であること」を強調しています。この2つ目の「あくまで」の使い方は、このように「私の意見」や「去年の情報」など、どの範囲のことなのかを明確にするために使います。日本では、自分の意見を強く主張することは好まれません。しかし、「あくまで」を使うと、やわらかい表現で意見を伝えられるため、仕事でも役に立つ表現です。
そして3つ目は、「確定ではない」という意味です。これは、「100%確かではない」ということを伝えるときに使います。たとえば、「これはあくまでも予定です」と言えば、「まだ決まっていなくて、変更することもある」という意味になります。また、「あくまで噂です」や「あくまで想像です」といったように、「噂」や「想像」といった確実ではないことを伝えたいときに使います。
この全部で3つの使い方はわかりましたか?「あくまで」は、それぞれ強い気持ちを表します。これらの3つの使い方を覚えておくと、「あくまで」をうまく使えるようになると思いま