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20日、みやこ内某所にて12月3ついたちにさいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN DECADE』についての記者会見が実施。桜庭大世のRIZINデビュー戦の相手が矢地祐介に決定した。 桜庭大世は、日本総合格闘技界の立役者である桜庭和志の息子。 今年7月の『超RIZIN.3』にて桜庭が“秘密兵器”としてお披露目し、大晦日RIZINでデビューさせるべく練習させていることを明かしていた。 大世は柔道をバックボーンに昨年9月のクインテットで内柴正人を相手にプロデビュー。内柴からヒザ十字でギブアップを奪い、今年K-1アマチュアにもデビュー。立ち技もMMAもこなす大世のRIZINデビュー戦を誰が務めるのか注目が集まっていた中、RIZINの顔の1人である矢地祐介が抜擢された。 会見に出席した大世は「自分が日本で一番大きいRIZINっていう団体で大晦日という大きな舞台に立てるのは、親の名前でしか立てないと思ってて。しかもぺーぺーなんで。とにかく精一杯頑張ろうと思ってます。人の感情を揺さぶるような試合をしたいと思ってるので、楽しみにしていてください」と親の影響を受け入れつつも爽やかに挨拶。 対戦相手の印象を聞かれた際には「ベテランですごいマッチョ」と格闘家としての強さではなくほぼ見た目の印象だけで語り、「僕が勝ってるところは、逆になにも知らないところかなと思います」と答える大胆不敵ぶりを発揮する。 対する矢地は、終始渋い顔。 「う~ん、嬉しいけど、試合決まったことは。相手がデビュー戦?っていうところで今回ちょっと複雑な気持ちになりまして……。僕ももう良い年齢になってきて、若手の相手をしなくちゃいけなくなったのも重々承知してますし、大晦日っていうこともあって、こういう有名な選手の息子さんみたいな、話題性のあるカードが必要なのは分かってます。僕自身PRIDE大好きだったんで、庭和志選手の息子さんと試合ができるのは嬉しいんですけども。大世くん、とてもいい子なんで言いづらいんですけど、どうやら桜庭さん陣営から『矢地くんどうかな?』みたいな話があったみたいで。『なんだそれ!ナメてんのか!』と。いやいやちょっと待てと。ナメられがちな僕ですけど、15年くらいプロやって、第一線で活躍してきた自負もあるので。『その俺を名指しするとはまあまあ中々ナメてんな』と思ったのが正直な気持ちです。