21,02,26おしゃかさまの一生03【9-12】 from Radiotalk
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【9 城を出る決心】ある日、太子は、町でお坊さまを見ました。そして、はじめて、ほんとうの生きかたがわかってきました。それは、「他のものを殺したり、うらんだりするのではなく、自分のわがままを殺すことだ。そして、やさしい心、なさけぶかい心になって、自分だけでなく、みんなの苦しみをすくうことのできる、仏さまになることだ」と気がついたのです。そこで、こっそり、城をぬけ出る決心をしました。ある夜、お父さまや、お后さまや、王子のねむっているあいだに、白馬カンタカにのって、苦しい修行に出られたのです。そのとき、太子は、二十九歳でした。 【10 五人の家来】太子が、六百キロもはなれた、マガダ国の王舎城についたときです。王のいいつけで、二人の大臣が、太子をつれもどしにやってきました。太子は、「今帰っても、またいつか、皆と、かなしいわかれをせねばならない。ほんとうの幸福を見つけだすまでは、わたしは、帰れない」と、かたい決心をはなしました。大臣たちは、しかたがないので、五人の家来に、太子をまもらせることにして、国に帰って行きました。 【11 ビンビサーラ王】このことを聞いた、マガダ国のビンビサーラ王は、太子に、「大きな自分の国の、国王になってください」ともうしました。でも、太子の決心は、うごきませんでした。そこでビンビサーラ王は、「あなたが、悟りをひらいて、仏さまになったとき、いちばんに、わたしに、おはなしをお聞かせください」と、おねがいになりました。 【12 二人の先生】はじめに太子は、アーラーラ・カーラーマと、ウッダカ・ラーマブッダという、二人の仙人について、修行しました。それは心をしずめる修行でした。太子は、すぐに、その先生たちの教えを、学びとりましたが、どちらも、太子のめざす、悟りではありませんでした。 #お釈迦さま #釈尊 #仏さま #ブッダ #仏教 #落ち着きある #ひとり語り
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Published 04/09/21