Description
【interview】薬が効くということは?(2) サイエンスコミュニケータ:中西貴之(おびお)さん
・おびおさんは偶数月第二土曜日に地元:山口県下関市立彦島図書館で科学講演会「教科書が教えないホットな科学の講演会」を主催されています。映像や音響効果満載で難しい事を知らなくてもとにかく楽しめる内容になっています
・薬局で買える薬は研究しない?
・マウスと人間は違う(当たり前か)
・マウスの方が犬よりも人間に近い臓器がある!
【著者からのメッセージ】
からだビックリ!薬はこうしてやっと効く ―苦労多きからだの中の薬物動態―
内容紹介
あたりまえですが、薬は服用すれば効きます。しかし、このあたりまえは、実はあたりまえではありません。薬は体にとっては異物である以上、体はあらゆる手を使って薬を排除しようとします。そうした体の防御をすりぬけて患部に到達しない限り、薬は効かないのです。本書では、薬が体内防御をどのようにすり抜けていくのかを、掘り下げていきます。あの手この手を使って薬が体内を旅していく模様は、あたかも艱難辛苦を乗り越え目的地にたどりつく、三蔵法師のような辛い辛い旅なのです。
これまで、薬がどのようにして効くのかという仕組みについて紹介した一般向け書籍はいくつかありましたが、本書ではそれを別の視点から観察してみることにしました。すると、意外にも人間の体は薬が体内に入ってくることを嫌っていて、なんとかしてコイツ(薬)を外に追い出してやろうという巧みな仕組みを進化させていたのです。
そんな薬と人間の体の静かな戦いを読みやすくわかりやすい文章とかわいいイラストで紹介します。
是非皆さんこれを読んで意外な人間の体の機能を知ってくださいね。