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▶︎ほんのれんラジオ、いよいよ11/2と11/3に「Podcast Weekend 2024」(@東京・下北沢で開催)に出店します。
本好きにはたまらないオリジナルグッズ、たくさん取り揃えています!
みなさんにお会いできるのを楽しみに、お待ちしています★
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ほんのれんvol.20の問いは、「決め方、どう決める? 「みんな納得」はあり得るか」です。
日本でもアメリカでも国政選挙の秋ですが、選挙や「決め方」になんとも言えない違和感があるのは、なんなんだろう?
民主主義ってなんなんだろう?
考えてみたら、「決め方」に色々左右されることは日常の中にもたくさんある。
みんなで一緒に生きていく上で、どうしても必要になりそうな「合意形成」、みなさんはどう考えますか?
ぜひみなさんのモヤモヤや問いや気づき・発見も、「お便りフォーム」で教えてください!
▼「決め方、どう決める?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『教室を生きのびる政治学』岡田憲治(著) 晶文社 2023
(2)『民主主義とは何か』宇野重規(著)講談社現代新書 2020
(3)『くじ引き民主主義─政治にイノヴェーションを起こす』吉田徹(著) 光文社新書 2021
(4)『「忘れられた日本人」をひらく─宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵、畑中章宏(著)黒鳥社 2023
(5)『なめらかな社会とその敵─PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』鈴木健(著)ちくま学芸文庫 2022
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EDITOR’S NOTE 「決め方」が分断を生んでいる?
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選挙の秋だ。
10月末に日本の衆院選が、11月頭にはアメリカ大統領選が続く。
テレビでもSNSでも罵り合いばかりの政治ショーを見ていると、
たくさんの疑問がぐるぐる浮かんでくる。
「みんなで合意する」ための選挙のはずが、「分断」を生んで
いるのはなぜ? 日本で投票率が伸びないのはどうして? そもそも
この「決め方」は、誰がどう決めたの?
民主主義の起源とされる古代ギリシアでは、市民たちが一カ所に
集まり、対面で議論をした。そこで決まった政策を担う公職は
「抽選」で選んでいたそうだ。誰もが責任を負う可能性があった。
日本の村社会では長らく「寄合」による自治が行われていた。
民俗学者・宮本常一の『忘れられた日本人』には、村人が集まって、
何日も話し合う情景が描かれている。
気長な議論は「みんな納得」のための妥協のプロセスなのだ。
政治に限らず、家族や、学校、会社でも、「決め方」を変えれば、
結果も納得度も違ってくるはず。社会的動物である人間の永遠
のテーマともいえる「みんなで決める」の可能性を探索したい。
編集長・仁禮洋子
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