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*ラジオ形式のため倍速聞き流し推奨です。
映画好きの二人が映画「室井慎次 敗れざるもの」の感想を話しています。
踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!織田裕二, 柳葉敏郎, 深津絵里, 水野美紀, ユースケ・サンタマリアAmazon
こんにちは!今回は映画「室井慎次 敗れざる者」の感想をじっくり語りたいと思います。この記事では、ネタバレを含めたレビューをお届けしますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!
踊る大捜査線シリーズへの思い
まずは「踊る大捜査線」シリーズについて少し触れておきたいですね。僕自身、このシリーズはほぼほぼ全部観てきました。テレビシリーズや劇場版、さらにはスピンオフ作品まで、かなり幅広く展開されていましたよね。特に劇場版三部作や、「容疑者 室井慎次」などは印象的でした。シリーズ全体を通して、警察組織の複雑さやキャラクターの成長が描かれていて、毎回新たな発見がありました。
とはいえ、正直後半の作品については、少し擁護しきれない部分もありました。特に「踊る」シリーズ後期の作品は、時代とともに風化してしまった感もあります。ただ、それでも「踊る大捜査線」が持つ独特のグルーヴ感やキャラクターへの愛着は根強く残っています。
新作「室井慎次 敗れざる者」のあらすじ
さて、新作「室井慎次 敗れざる者」は、2004年の「容疑者 室井慎次」以来となる室井慎次を主人公にした作品です。舞台は秋田。27年前に青島刑事との約束を果たせなかったことを悔やむ室井慎次は、警察を辞め、故郷で穏やかな日々を過ごしていました。彼は、事件の被害者や加害者の家族を支援する活動を続けていました。
そんな中、室井のもとに謎の少女・日向杏が現れます。彼女はかつて湾岸署が逮捕した猟奇殺人犯・日向(演:小泉今日子)の娘であることが判明。杏の登場とともに、室井は偶然他殺体を発見し、物語が動き出します。
映画の感想:時代と共に変わった室井慎次
今回の映画では、まず27年前の約束を果たせなかったという設定が印象的です。あの時の青島刑事とのやり取りが胸に残っていただけに、「果たせなかった」という結末は少し切ない気持ちになりました。室井が警察を辞め、故郷で静かに暮らしているというのも、これまでの彼のイメージとは大きく異なります。
さらに、日向杏という新たなキャラクターの登場も物語に大きな影響を与えています。杏は、母親が逮捕される前に生まれた謎の多い少女で、その存在が室井の穏やかな生活をかき乱していきます。彼女が室井とどう関わっていくのかが、この映画の大きなテーマの一つです。
日向杏の役割と演技
日向杏を演じるのは福本莉子さん。彼女はTOHOシンデレラオーディションでグランプリを獲得した注目の若手女優です。映画の中での杏は、何とも言えない怪しい雰囲気を醸し出しています。彼女の登場は、室井の人生に新たな試練をもたらしますが、同時に物語全体に不穏な影を落とします。
映画では、杏が室井と一緒に暮らし始めるのですが、彼女の行動には常に疑念がつきまといます。映画のラストで室井の家が一部焼けてしまうシーンが