#26: 秘伝!? 野外で脱水や低ナトリウム予防する水の飲み方ー救急医と学ぶ明日すぐに役に立っちゃうシリーズ
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野外で脱水を予防しようと水を飲みすぎると「低ナトリウム血症」という別の問題を引き起こす…というのが前回(#25)の話でしたが、どうやって水を飲むのが最適なのか。低ナトリウム血症の予防には塩分を採るのがいいのか。経口補水液は??  今回も目から鱗の対策あれこれです。いままでの対策を見直すキカッケになるのかも… ※#25エピソードの続編です 喉の渇きに応じて飲むアプローチが推奨される Wilderness Medical Society Clinical Practice Guidelines for the Prevention and Treatment of Heat Illness: 2024 Update. 高温の周囲環境(例えば ≧30℃)であっても、ウルトラマラソン中に『喉の渇きに応じて飲む』ことで、適切な水分補給をサポートできると実証されている Ricardo J.S. Costa. Nutrition for Ultramarathon Running: Trail, Track, and Road. International Journal of Sport Nutrition and Exercise Metabolism, 2019, 29, 130-140 ナトリウムの摂取は長時間の運動中のEAHに対する防御効果はほとんどないか、まったくない可能性がある Lawrence E A. Rehydration during Endurance Exercise: Challenges, Research, Options, Methods. Nutrients 2021, 13(3), 887 競技中、塩分を含む食品を自由に摂れるようにすべきだが、過剰飲水と組み合わされるとEAHを防げない Wilderness Medical Society Clinical Practice Guidelines for the Management of Exercise-Associated Hyponatremia: 2019 Update
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 この秋、北海道では「令和6年度ATガイド人材育成事業」として野外救急法をガイドに取得していただく公的事業が行われています。その事務局を担う組織としてWMA北海道というコンソーシアムが誕生しました。  道知事認定のATガイド資格、つまりスタンダードスキルに野外救急法が導入されている実態などについてメンバーが語りました。
Published 10/21/24
トレイルランニングの大会が各地で行われていますが、多くの大会では突発的な出場者の体調不良や事故に対応するため、主催者が準備する「救護チーム」がいます。 今回登場していただいた「Tight Medical Works」は、医師や看護師、救命士や消防職員など医療救助のスペシャリストによるトレラン救護に特化したチームです。 このほど救護スタッフを想定したWMA野外救急法講習が行われました。医療者が、トレラン関係者が野外救急法スキル抑える価値はどこにあるのか?お聞きしました!
Published 09/03/24