#27:野外活動家の新常識!運動性の低ナトリウム血症対処法ー救急医と学ぶ明日すぐに役に立っちゃうかもしれないシリーズ。
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 運動時の体調不良で、これまで「脱水」だと思ってきた症状はもしかすると「低ナトリウム血症」かも。今回紹介してもらう処置は従来脱水対応としてされてきたことの真逆でした。いままで良かれと思ってきた対応が逆効果だった。。なんてことも!?  運動を楽しむ全ての人に知っていてほしい興味深い知識です。 ※#25、#26の続編です。こちらもぜひご一緒に。 ーーー 運動関連低Na血症の処置(飲水制限、高張食塩液の経口摂取、高張食塩水の静注) Wilderness Medical Society Clinical Practice Guidelines for the Management of Exercise-Associated Hyponatremia: 2019 Update ブイヨンキューブの使用例 Wilderness Medical Society Clinical Practice Guidelines for the Management of Exercise-Associated Hyponatremia: 2019 Update 体重変化と運動関連低Na血症の発生は相関している Lawrence E. Armstrong. Rehydration during Endurance Exercise: Challenges, Research, Options, Methods: Nutrients 2021, 13, 887. アイアンマン・トライアスロンを完走した場合、無水状態で、少なくとも3.1%の体重減少が起こる可能性がある T. D. Noakes.Three independent biological mechanisms cause exercise-associated hyponatremia: Evidence from 2,135 weighed competitive athletic performances.PNAS, 2005,102 : 18 550-555
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 この秋、北海道では「令和6年度ATガイド人材育成事業」として野外救急法をガイドに取得していただく公的事業が行われています。その事務局を担う組織としてWMA北海道というコンソーシアムが誕生しました。  道知事認定のATガイド資格、つまりスタンダードスキルに野外救急法が導入されている実態などについてメンバーが語りました。
Published 10/21/24
トレイルランニングの大会が各地で行われていますが、多くの大会では突発的な出場者の体調不良や事故に対応するため、主催者が準備する「救護チーム」がいます。 今回登場していただいた「Tight Medical Works」は、医師や看護師、救命士や消防職員など医療救助のスペシャリストによるトレラン救護に特化したチームです。 このほど救護スタッフを想定したWMA野外救急法講習が行われました。医療者が、トレラン関係者が野外救急法スキル抑える価値はどこにあるのか?お聞きしました!
Published 09/03/24