Description
私たちは今、人間の低次の本性がすでに存在していた時代に到達しています。つまり、レムリアの時代に到達しているのです。そこでは、肉体、エーテル体、アストラル体、そして自我という4つの要素からなる存在たちが、その地上を歩いていました。これらの存在は、今日の最高レベルの動物よりも高度に組織化されていました。しかし、まだ人間ではなかったのです。彼らは動物的人間でした。しかし、今日の動物とは違っていたのです。彼らは、その動物的人間から取り残され、そこから退行することによって発達したその子孫なのです。つまり人間は動物から進化したのではなく、動物から離れることで進化して行ったのです。そして、当時生きていたこれらの存在に、非常に特別なことが起こりました。その時、彼らは、自分自身の中に、ある特定の力を、つまり現在の私たちの、高次の魂の力を吸収するための準備ができていたのです。それは、いわば低次の人間性と、本来の人間である魂との結合が、その時に起こったということなのです。その時まで、この人間の魂であるものは、神格の懐に安住していました。それは神そのものの要素だったのです。したがって、この人間の魂の上には霊的な領域があり、そこには神と霊の実体があり、そしてこの人間の魂の下には、この時点で既に成熟し、神性の雫を吸収することができるようになっていた、人間の四つの本性を構成し得るその殻、あるいはその鞘とも呼べるものがあったのです。