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本日ご紹介した論文はこちら
マンモグラフィ検診の20年
対策型乳がん検診の歴史とこれから
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjabcs/30/1/30_1/_pdf
J-STARTのWebページ
https://www.j-start.org/
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## 乳がん検診の歴史と現状
内科医たけお先生は、10月1日のピンクリボンデーにちなんで、乳がん検診の歴史と現状について解説しています。
### 乳がん検診の法的基盤と歴史
- 2000年からマンモグラフィーによる乳がん検診が開始された。
- がん検診の法的基盤として、第3期がん対策推進基本計画や厚生労働省健康局長通知がある。
- 1960年代から各種がん検診が始まり、1987年から乳がん検診が老人保健事業として開始された。
### マンモグラフィー導入と検診方法の変遷
- 当初は問診と触診のみだったが、2000年からマンモグラフィーが導入された。
- 2004年から40歳代もマンモグラフィー検診の対象となった。
- 2016年の指針改定で触診単独法は推奨されなくなった。
### 超音波検査の研究
- 超音波検査の有用性について研究が進められている。
- J-START(超音波検査による乳がん検診の有効性を検証する比較試験)の結果がLancetに掲載された。
- マンモグラフィーと超音波検査の併用に関する研究が継続中である。
## 乳がん検診の現状と課題
### エビデンス不足の項目
- 触診単独法
- 超音波検査(単独法およびマンモグラフィー併用法)
- 40歳未満の検診
### 新たな検査項目導入の条件
がん検診の基本条件として以下の7点が挙げられている:
1. がんの罹患率と死亡率が高いこと
2. 検診で死亡率が減少すること
3. 適切な検査方法があること
4. 検査が安全であること
5. 検査の精度が高いこと
6. 発見されたがんに治療法があること
7. 検診のメリットがデメリットを上回ること
たけお先生は、これらの条件を満たさない検査(例:腫瘍マーカー検査)が一般的に推奨されない理由を説明しています。
この情報は、乳がん検診の歴史と現状を理解する上で重要であり、検診の意義や課題を考える際の参考になります。