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本日ご紹介した論文はこちら
てんかん患者のセフルスティグマの実態とその低減に向けて
https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1240110786.pdf
※本日放送事故が発生し、一部音声を修正しています。申し訳ございません。
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《AI要約》※誤字はご容赦!
10月は「てんかん」をテーマにした月間で、今回はてんかん患者のセルフスティグマに関する論文を紹介しています。
てんかんの基礎知識
てんかんは、WHOによると「大脳神経細胞の過剰な放電によって起こされる反復性のてんかん発作を主症状とする慢性の脳疾患」と定義されています。有病率は100人に1人程度で、世界では約5000万人、日本では100万人ほどの患者がいると推定されています。
セルフスティグマの影響
てんかん患者のセルフスティグマは、認知、感情、行動の各面で影響を及ぼします。
認知面:
てんかんという病気自体に対するネガティブな認知
能力がない、精神病である、治らない病気だと思い込む
感情面:
発作が辛い、恥ずかしいといった感情
行動面:
病気を隠す
治療に消極的になる
社会参加を躊躇する
セルフスティグマの評価
研究者たちは、日本語版てんかんセルフスティグマスケールを開発し、8項目について「全くそう思わない」から「非常にそう思う」までの評点をつけられるようにしています。
スティグマ解消への取り組み
国際的には「アウト・オブ・ザ・シャドウズ」という国際キャンペーンが行われており、てんかんのスティグマ解消に取り組んでいます。日本では、ドイツで開発されたMOSESプログラムを適用した取り組みが行われています。
竹尾先生は、てんかんに関するスティグマ問題は「知ること」から始まると強調しています。この放送がてんかんについて少しでも理解を深める一助になることを願っています。
最後に、竹尾先生は「新進じゃんけん」で放送を締めくくり、リスナーに「上手な1日」を過ごすよう呼びかけています。