【番外編#6】性同一性障害という言葉は何の文脈の中で使われていたのか~単にトランスジェンダー等を指す医学用語ではない~【RADIO Kitsch】
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性同一性障害って元々何に使われていた言葉なのか!についてお話ししました。「意外と知らなかった!」と感じていただければ、ラジオキッチュらしいジェンダー論のお話になったかなと思います! 今回のエピソードでは「性同一性障害という言葉はどういった文脈の中で使われてきたのか」について知ることに重点を置いているため、単にトランスジェンダー等を指す医学名称として使われている状況を、あえて無視してお話しています。実際に「性同一性障害は、性自認(性同一性、心の性とも)と身体的性が一致しない状態」と紹介されていることももちろんあります。 【参考文献】 アン・ファウスト-スターリング『セックス/ジェンダー 性分化をとらえ直す』福富護、上瀬由美子、宇井美代子、立脇洋介、西山千恵子、関口元子訳、世織書房、2018年 Wikipedia「性同一性障害」〈https://ja.wikipedia.org/wiki/性同一性障害〉(2024年6月24日確認) CNN「性別変更の手術要件、生殖能力なくす手術は「違憲」 最高裁」〈https://www.cnn.co.jp/world/35210777.html〉(2024年6月24日確認) 【おたよりフォーム】 感想や質問などお待ちしております! →https://studiokitsch.jp/radiokitsch/form 【RADIO Kitschについて】 ジェンダー論GEEKが素敵なジェンダー論について語るラジオです。 学問としてのジェンダー論を通して私たち人間や今生きるこの現代とは何なのかに迫っていくエンターテイメントインターネットラジオ! Spotify、YouTubeほか5つのプラットフォームで配信中! 自由気ままなジェンダートークですので、不正確な情報が含まれる場合があります。おたよりフォームからご指摘いただけるとありがたいです。 【関連リンク】 ■X →https://twitter.com/studiokitsch_ ■Instagram →https://instagram.com/studiokitsch_ ■公式サイト →https://studiokitsch.jp ■学生ポッドキャスター連携ネットワークberu →https://studiokitsch.jp/beru 【出演】 ■三嬉雪蘭(STUDIO Kitsch) 武蔵大学人文学部ヨーロッパ史専攻。好きな科目は世界史。 実は専攻はジェンダー研究ではないのだが、好きすぎるがあまりラジオを始めてしまった。 【音声素材】 ■audio library様 →https://www.audiolibrary.com.co/
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