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日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日経マネー編集長の中野目純一です。
今回のテーマは「株の買い時の見極め方」です。6月以降の日本株相場の展開と、意中の株を仕込むのはいつがいいのかを考えます。日本株相場は3月下旬から下落基調に転じ、4月下旬には3万7000円を割り込みました。反騰を経て足元では3万9000円前後で推移していますが、このまま右肩上がりが続いて、再び4万円を目指す展開になるのでしょうか。
中野目編集長は「6月から7月中旬にかけてはひとまず上昇相場になりそうだ」という見通しを示します。例年この時期にはボーナスで投資資金を得た個人投資家が株の購入に動き、相場全体が上昇する傾向があるからです。特に賃上げが広がっている今年は、ボーナスを増やす企業も多そうだと指摘します。
一方、7月下旬以降は一転して軟調な相場になりそうだ、とも予想。夏場に株の売買が減少して下落する「夏枯れ相場」というアノマリー(経験則)があるからです。そこで、相場が変調する前に持ち株を売却して利益確定し、夏枯れ相場が来たら割安になった有望株を仕込む、という作戦を提案します。
これを聞いて「でも、いざ仕込むとなると買い時を決めるのが難しそう……」とREINAさんは嘆息します。それを聞いた中野目編集長は、有力な個人投資家たちが実践している「株の買い時を見極める指標」を次々と解説していきます。その指標をどう使うか、暴落時にはどう判断するかなど、留意点を番組で確認していきましょう。
番組後半は「Playback〜思い出のあの年」。今回は2006年です。この年は1月に前年までの新興企業株ブームをけん引していたライブドアの堀江貴文社長(当時)が証券取引法(現在は金融商品取引法)違反で逮捕され、新興市場全体が暴落する「ライブドア・ショック」が起きました。これをきっかけに新興企業株ブームは終幕。6月にはライブドアが大量に取得していたニッポン放送株でインサイダー取引を行った容疑で、村上ファンドの村上世彰代表(同)も逮捕され、市場に再び衝撃が走りました。
中野目編集長は前年の12月に週刊経済誌「日経ビジネス」に異動し、それまで土地勘が全くなかった製薬会社や医療機器メーカーの取材に駆けずり回ったそうです。「編集部の独特のカルチャーにもすぐなじめず、厳しい1年だった」と述懐します。苦労談を聞いて、REINAさんは「よく頑張りましたね」と優しい言葉をかけていたのが印象的でした。
なお今回の「株の買い時を見分ける指標」や有望銘柄の探し方について、さらに詳しく知りたい方はこちらの日経電子版の関連記事もお読みください。
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