第14帖の澪標の巻は、光源氏28歳の冬に始まります。明石から帰京した光源氏は早速、父の故桐壺院の冥福を祈る法事を行い、人望を集めました。 翌年春、東宮が11歳で元服し、冷泉帝として即位しました。世間は桐壺院の末息子と見ていますが、実は光源氏と藤壺の秘密の息子です。桐壺院の遺言に随い、光源氏は内大臣となって新帝を支えました。 一方、明石の君は、明石の地で姫を出産し‥■【この番組は‥】紫式部の研究者・山本淳子先生の解説と、舞台朗読などで活躍されている斉藤由織さんの原文朗読でお伝えする、源氏物語を知るためのポッドキャストです。源氏物語の雅(みやび)な世界観とストーリーを堪能できます。令和6年の...
Published 10/01/24