例えば、今回の話と読み切り漫画「フラッシュバック」https://shonenjumpplus.com/episode/17106567254421462987 が僕の頭の中ではすごくリンクしている。(期間限定公開の可能性あり)
作中「ただ自由に書いていたかった 何もみずに前だけ見ていたかった」という主人公のセリフがある。
“業(ごう)を背負わない人の自由さ居心地の良さ”と”背負う人と不自由さと苦しさ”みたいなものが表現されていると思う。
主人公は、ただ好きだから小説を書いていた。そこに目的も大義もなかったし、そんなもの必要なかった。ただ好きなことだけを見ていたかった。
「先輩小説が読みたいです とびきりのやつ」ー後輩から呪いの言葉をかけられ、書くことに目的が生まれた。書くしかなかった。主人公は深く苦悩し健忘症になってしまう。そこに向き合い、乗り越え、背負う、そして書き続ける、その強さや美しさを描いた物語だと感じた。
僕も好きだから、楽しいから今まで走ってきた。そこに目的も意味も大義名分も必要なかった。でも、それら全てを背負った同い年の人が目の前に現れた時、光り輝いて見えた。見えてしまった。その光に照らされ自分の空虚な部分が露わになって、めちゃくちゃに食らってしまった。
ただ好きなだけ、楽しいだけは、社会が許さない。「どうして?」「なぜやるのか?」「誰のためなのか?」いつもあらゆることに理由を求められてきた。そんなの説明できないことなのに。でも、理解してもらわないといけないから、その場その場で適当な理由をつけてのらりくらり避けてきた。その過程で、僕は空っぽになってしまったのかもしれない。たぶん、これからもそんなに変わらない。
仕事からプライベートまで、目的と手段が一貫している人なんてそうそういない、と思う。考えていることとやってることがチグハグな人のほうが多いと思う。矛盾を抱えているひとほど人間らしいなと僕は思う。筋が通っていて全てを説明できたりわかる必要はないと思うし、僕にはできない。僕は、自身の持つ「どうしようもなさ」を抱えて、前に進むしかない、のだと思う。みんなもそうだと思いたい。
ーなんていう自分語りは、ほんとどうでもいいです。めっちゃいい漫画だと思うので、良かったら読んでみてください。(セ)
|今回の内臓|
(00:00)〜 音源差し替えてます
(02:50)〜 Twitterとポッドキャストの未来
(18:34)〜 アイデンティティ(めっちゃくらっちゃった話)
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