Description
ジュリア・ロバーツの運命を変えたヴィヴィアン役だが、彼女もまた第一候補ではなかった。監督が想定したのは『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)でヒロインを演じたカレン・アレンだったが、彼女は辞退し、オーディションには人気絶頂のスターから若手まで多くが参加した。その中にはロマコメの女王として君臨していたメグ・ライアンやダイアン・レイン、ミシェル・ファイファーもいたという。セックスワーカーというヴィヴィアンの職業に違和感を覚えて辞退したのは、モリー・リングウォルドだ。当時まだ10代だったウィノナ・ライダーやジェニファー・コネリーは、監督が若すぎると判断。結果的に最高のキャスティングが実現したわけだが、監督はジョージア州出身のジュリアに訛りが残っていたことから、ヴィヴィアンも同州出身という設定にした。ちなみにロイ・オービソンの名曲にちなんだタイトルも、j・f・ロートンのオリジナル脚本のものとは違う。『3000』というタイトルは、エドワードがヴィヴィアンと1週間を一緒に過ごすために持ちかけた金額の3000ドルを指す。登場人物の設定は同じだが、ストーリーはより重く、エドワードに捨てられたヴィヴィアンが、仕事仲間の親友とバスでディズニーランドに向かうというエンディングだった。ちなみにロイ・オービソンの名曲にちなんだタイトルも、j・f・ロートンのオリジナル脚本のものとは違う。『3000』というタイトルは、エドワードがヴィヴィアンと1週間を一緒に過ごすために持ちかけた金額の3000ドルを指す。登場人物の設定は同じだが、ストーリーはより重く、エドワードに捨てられたヴィヴィアンが、仕事仲間の親友とバスでディズニーランドに向かうというエンディングだった。