ヴォイニッチの書棚
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70冊目 「ロロナと覚える最新科学」  ロロナはプレイステーション3の人気ソフト『ロロナのアトリエ・アーランドの錬金術士』の主人公です。フルネームはロロライナ・フリクセル。職業は新米錬金術士。年齢は14歳、趣味はパイ作りという設定です。ゲームの内容は基本はクエストをこなすのですが、舞台はアーランド王国に残された遺跡から科学を復活させた旅人が開いた錬金術のアトリエです。アトリエ創設から数百年を経た現在、アトリエの店主であるアストリッド・ゼクセスは働きもせず、ぐうたらしていた為、王国では遂にアトリエの閉鎖を決定してしまいました。 ・・・・で?
Published 04/20/11
69冊目 「宇宙の未解明問題」  パイオニア10号は、1972年に打ち上げられた探査機ですが、太陽系内を探査した後、冥王星の軌道を越えて外宇宙へ向かっていて、200万年後に牡牛座のアルデバランに到達する予定です。  パイオニア10号は、太陽風や他の天体の影響を受けて加速度が変化します。ある時、研究者らが、パイオニア10号に影響を与えうる因子をすべて差し引く解析を行ったところ、ゼロになるはずの加速度が、ゼロにならないことに気づきました。つまり、私たちの知らない謎の力が、パイオニア10号を太陽に引き寄せるように作用していることがわかったのです。
Published 04/06/11
68冊目 「澄江生物群化石図譜」 地球における生物進化の歴史を記録した多くの化石群の中で、カンブリア紀の岩石からは、この時代に化石の数、形、生物種が著しく増加したことを示す証拠が得られています。カンブリア紀の化石の持つこのような特徴から、科学者は、この時代が生命進化における重要なターニングポイントであると考え「カンブリア紀の大爆発」と呼んでいます。現在地球上にいるすべての生物種の先祖は、この時代に誕生したとされています。それは、一般には化石として残りにくい体の柔らかい組織が、バージェスや澄江では美しく残されているため、この時代の生物の全体像を把握することが可能だからです。
Published 03/23/11