Description
大学を卒業後、会社員としての生活をするなかで、学生時代の友人に言われた「岸田、おもしろくなくなったな」という一言。
これをきっかけに、「取材をする仕事」を目指したという岸田さん。
会社員を続けながらライタースクールに通い、記者になる道を模索するのですが、年齢35歳で、「未経験」の岸田さんを受け入れてくれるメディアはなかったといいます。
そうした中で起きたのが、2011年の東日本大震災。
とにかく被災地/東北へ行こうと考えた岸田さんは、記者をしている大学の先輩に、同行する形で被災地へ。
そこで初めてカメラを回し、被災した人々にレンズを向けたといいます。
宮城県石巻市で、1年近く取材を続け、初めてのドキュメンタリー作品を発表し、高い評価を受けることに。
未来授業2時間目 テーマは「ナレーションのないドキュメンタリー」
◆岸田浩和
京都市生まれ。2012年発表の短編「缶闘記」で監督デビューし、5ヶ国8箇所の映画祭に入選。Yahoo! CREATOR’S、スマートニュース、VICE メディアジャパン、Yahoo!ニュース特集などに、独自企画の取材作品を掲載。2015年に株式会社ドキュメンタリー4を設立し、2016年発表の「桜田最後の100日間」は、ニューヨーク市フード映画祭で最優秀短編賞・観客賞を受賞、シアトル国際映画祭・コンペティション部門ノミネート。現在は、ゲーム会社を舞台にした長編ドキュメンタリー作の公開準備中。ナイジェリアのサッカーや水産資源問題、在日外国人に関するドキュメンタリーを長期取材中。関西学院大学や複数の映像学校で講師を務める。