1976年の「ニューバランス」伝来物語
Listen now
Description
老若男女を問わず人気のスニーカーブランド「ニューバランス(NEW BALANCE)」。1906年にアメリカ東海岸のボストンで産声を上げたことを知るフリークはいても、日本への伝来物語を知る人は少ないだろう。 先回りして答えを言ってしまうと、それは“1976年、現シューズプロデューサーの長嶋正樹らによるもの”だった。 長嶋は後年、靴のセレクトショップ、トレーディングポストをオープン。「アシックス(ASICS)」や「リーバイス(LEVI'S)」のシューズ事業にも携わり、「山長」(現「三陽山長」)をスタートさせた人物だ。現在78歳で、業界歴は58年。 長嶋は話す--「当時、僕は靴小売りのチヨダの社員でした。75年に発売された『メイド・イン・USA・カタログ』(読売新聞社)にアメリカ西海岸を巡る10日間のツアーが掲載されていて、同僚や友人・知人とエントリーすることに。1ドル=293円時代で、参加費は24万9000円。参加者は20人弱で、ハワイ経由でサンフランシスコに入りました。その後、LAのシューズショップで見つけたのが『メイド・イン・USA・カタログ』にも載っていない『ニューバランス』でした。月星化成(現ムーンスター)のスタッフが日本に持ち帰ったことがきっかけで、同社が日本初の代理店になりました」。 詳細はぜひ、本人の肉声で。
More Episodes
「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。 ロンドン・ファッション・ウイークを振り返った前回に続き、第4回はミラノ・ファッション・ウイークについて。さまざまなブランドのなかでも「ディーゼル(DIESEL)」は今季、力強くサステナビリティのメッセージを発信しました。実は「ディーゼル」は商品の生産工程や販売以降の動線におい...
Published 11/20/24
Published 11/20/24
「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。 第153回のテーマは「地方百貨店は生き残れるか」。東京や大阪など大都市の有力百貨店は、富裕層やインバウンドの旺盛な消費で過去最高の売り上げを記録しています。対照的に、地方都市の百貨店では閉店が相次ぎ、県内に百貨店が全くなくなる「百貨店ゼロ県」も増加中です。逆風の中、地方百貨店は何をすべきか。大規模改装など変革を進める岩手県盛岡市の「川徳」の事例をもとに考えます。 「記者談話室」へのご意見...
Published 11/18/24