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教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第9回目はオリエントの歴史「アッシリア」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇基本文
前2千年紀はじめに北メソポタミアに建国したセム語系のアッシリアは、前15世紀には一時ミタンニ王国に服属したが、その後独立を回復し鉄製武器で武装した歩兵や騎兵で軍事力を養った。
前671年にはエジプトを占領して全オリエントを統一。史上初となる多数の民族を支配する世界帝国を建設する。首都はニネヴェで、アッシュール=バニパル王のときに最盛期をむかえる。
アッシリア帝国は、全国を州に分け、各州に総督を派遣し中央集権政治を行う。しかし、強制移住や過酷な徴税などの理由で各地で反乱が起こり前612年に滅亡した。