#12【通史】世界史①オリエント8:東地中海沿岸②ヘブライ人
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教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第8回目はオリエントの歴史「東地中海沿岸②」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。 ◇基本文 前1500年ごろ、遊牧民であったヘブライ人はパレスチナに定住し、その一部はエジプトに移住した。前11世紀末に、「海の民」の一派であるペリシテ人に対抗するため諸部族が連合して王国を形成した。ダヴィデ王のとき、イェルサレムを都とし、その子ソロモン王は支配領域を拡大し交易で繁栄した。 しかしソロモン王の死後、王国は南北に分裂する。北のイスラエルはアッシリア(前722年)に、南のユダ王国は新バビロニアに滅ぼされる(前586年)。数万の住民がバビロンに連れ去られ、後に「バビロン捕囚」と呼ばれる。 苦難のなかでヘブライ人は、唯一神ヤハウェを信仰し、神により選民としての特別な恩恵を与えられるという「選民思想」や、救世主(メシア)の出現を待望する信仰を生み出した。 約50年後に新バビロニア王国滅亡後、彼らは解放されイェルサレムに帰国しユダヤ教、旧約聖書を成立させた。
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教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第20回目は古代ギリシア世界の歴史「暗黒時代からポリス形成まで」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。 ◇基本文 前12世紀ごろエーゲ文明は滅亡した。ギリシアは文字史料がない暗黒時代に突入し、線文字も消滅した。約400年間にわたる混乱期に鉄器が普及、フェニキア人の文字が伝わりギリシア文字に発展する。 前8世紀ごろになると、集住(シノイキスモス)により都市国家(ポリス)が生まれる。人々はアクロポリスとよばれる丘に神殿を築き、丘のふもとに広場(アゴラ)を設けて公共施設を置いた。 多くの都市国家が小麦の自給が困難なため植民...
Published 11/13/24
教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第19回目は古代ギリシア世界の歴史「エーゲ文明2」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。 ◇基本文 19世紀にイギリスの考古学者のエヴァンズがクノッソス宮殿を発見する。クレタ文字(線文字A)は解読されていないので、誰が残した遺跡なのかは分かっていない。クレタ文明の平和は長く続いたが、北方から進入したギリシア人(アカイア人)によって滅びる。 アカイア人についてはトロヤ戦争の伝説が有名である。ホメロスが叙事詩『イリアス』にうたい、これを信じたドイツの考古学者シュリーマンが19世紀にトロヤ遺跡、ミケーネ、ティリンスなどの遺跡...
Published 10/28/24