Description
「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① 5分くらいで日本の文化や日常生活、日本語の文法や単語について簡単に説明します。② 中級者から上級者まで、特にJLPT N3くらいをがんばっている人に役立ちます。③ 短い時間で効果的に学べるので、忙しい人にもぴったりです。聞いてみてください♪
“Make Sense of Japanese in 5 Minutes” is a podcast for people learning Japanese.
① Each episode provides a brief and easy-to-understand explanation of Japanese culture, daily life, grammar, and vocabulary in about 5 minutes.② It is useful for intermediate to advanced learners. Especially helpful for those aiming for JLPT N3 level.③ Perfect for busy people who want to learn effectively in a short amount of time. Give it a listen!
【台本/Script】
「俳句(はいく)」という日本の詩を知ってますか?17文字で自然や季節を美しく表現する俳句は、日本の伝統文化の一つです。今日は、俳句の基本や有名な俳句、そして重要な「季語(きご)」について詳しくお話しします。ぜひ、最後まで聞いて、日本の俳句に触れてみてください!
こんにちは!今日は11月16日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!今日は、俳句の世界についてお話しします。
俳句(はいく)とは、5文字、7文字、5文字の合計17文字で作る短い詩のことです。俳句は、日本の文化や自然を深く感じさせるものとして、多くの人に愛されています。特徴の一つは、「季語(きご)」という季節を表す言葉を必ず入れることです。季語を使うことで、その俳句がどの季節のことを表しているかがわかります。
たとえば、秋の季語には「紅葉(もみじ)」「柿(かき)」「秋風(あきかぜ)」などがあります。紅葉とは、木の葉が赤や黄色に変わることです。柿は秋に食べられる果物です。季語を入れることで、短い言葉でもその季節の雰囲気を感じることができます。そして、俳句の場合は、「俳句を作る」ではなく「俳句を詠(よ)む」といいます。
次に、有名な俳句を紹介します。昔、松尾芭蕉(まつおばしょう)という有名な俳人(はいじん)がいました。俳人とは、俳句を詠む人のことです。こちらが松尾芭蕉の有名な俳句です。
「秋深き 隣は何を する人ぞ」
この俳句は、すっかり秋になったある日、隣の人が何をしているのかをふと考える様子を表しています。秋の静かな雰囲気の中で、隣の人の様子を気にする心や、少し寂しい気持ちが感じられます。
もう一つ、正岡子規(まさおかしき)という有名な俳人の俳句を紹介します。
「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
この俳句は、奈良県にある法隆寺(ほうりゅうじ)というお寺に行ったときの様子を詠んだものです。内容としては、正岡子規が柿を食べていると、静かな中で法隆寺の「ゴーン」という鐘の音が聞こえてくる場面を描いています。この俳句は、秋の景色や日本のお寺の穏やかな雰囲気を感じさせ、心の中が静かになるような様子を伝えています。
俳句は、17文字の中に深い意味や感情を表現できる、日本の伝統ある詩です。季語を入れることで、読む人はすぐに季節を感じることができます。日本語を勉強している皆さんも、俳句を詠んでみてはいかがでしょうか?俳句を理解することで、日本の奥の深い