Ep.84 過去から見た現代。ドキッとさせられるディストピア小説
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今回はディストピアもののSF小説を2冊ご紹介。過去に書かれたフィクション。現代とかけ離れているかと思いきや、まるで崖を覗き込んだ時のようにヒヤッとさせられる描写もあり……。AI、ChatGPTなど目まぐるしく変化する現在の先に明るい未来は待っているのだろうか。そんなことを真摯に語りあっています。 【紹介した本】 ・ジョージ オーウェル 著 高橋 和久 訳「一九八四年〔新訳版〕」ハヤカワepi文庫・レイ・ブラッドベリ 著 伊藤典夫 訳「華氏451度〔新訳版〕」ハヤカワ文庫 SF 【よりぬき】 ・1949年に書かれた1984年の世界・今を予想したかのようなゾクっとする描写・情報を持つ人の権威性が高まっていく時代・不確かな現代。果たして、未来は明るいのか・来週は「ネタバレ感想会」をお楽しみに!
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今回は児童書担当のさとぅが選ぶ、大人にこそ読んでほしい絵本をご紹介。絵本だからこその「子どもだまし」ではない絵本のめくるめく世界へご招待。 【紹介した本】 ・ガブリエル・バンサン「アンジュール ある犬の物語」ビーエル出版 ・ブルーノ・ムナーリ「きりのなかのサーカス」谷川俊太郎訳 フローベル館 【よりぬき】 ・今回は大人にこそ読んでほしい絵本をご紹介! ・余白を味わう無声映画のような絵本 ・読むタイミングによって印象が変わる ・「読む」というより「体験する」絵本 ・まるでワインを楽しむように読む
Published 11/15/24
Ep.2.5で、さとぅが紹介した「優雅な生活が最高の復讐である」をつばきがこのタイミングで読みました。今度はつばきの視点から同書を語っています。今回は時代の空気、匂い立つような場の温度を感じられる本を中心に。 【紹介した本】 ・カルヴィン・トムキンズ(著)青山南(訳)「優雅な生活が最高の復讐である」田畑書店 ・カンディンスキー、フランツ・マルク(編)岡田素之、相澤正己(訳)「青騎士...
Published 11/08/24
Published 11/08/24