Description
新NISAを始めていきなりの乱高下に戸惑う方々におすすめの1冊です。この乱高下の震源地は日本銀行。市場が急変する際の起点には、必ず日銀総裁の発言がありました。7月までは円安に歯止めがかからず、植田総裁が発言するたびに円は売り込まれました。ところが7月末の利上げでは、植田総裁の発言によって市場は過去最大の急落。その後も植田総裁の発言から目が離せない状況が続いています。いったい植田総裁の真意はどこにあるのか?20年以上も日銀担当記者をつとめてきたロイター通信の木原麗花さんは、「レトリック分析」という手法を用いて、総裁発言の中から隠されたメッセージを読み解いてきました。『日銀総裁のレトリック』では、総裁のホンネや弱点を見事に浮き彫りにします。はたして日銀はどこまで金利を上げるのか? 著者が見通しを語ります。(聞き手:西本幸恒・文春新書編集長)