【5分で聴く♪文春新書】木原麗花著『日銀総裁のレトリック』
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新NISAを始めていきなりの乱高下に戸惑う方々におすすめの1冊です。この乱高下の震源地は日本銀行。市場が急変する際の起点には、必ず日銀総裁の発言がありました。7月までは円安に歯止めがかからず、植田総裁が発言するたびに円は売り込まれました。ところが7月末の利上げでは、植田総裁の発言によって市場は過去最大の急落。その後も植田総裁の発言から目が離せない状況が続いています。いったい植田総裁の真意はどこにあるのか?20年以上も日銀担当記者をつとめてきたロイター通信の木原麗花さんは、「レトリック分析」という手法を用いて、総裁発言の中から隠されたメッセージを読み解いてきました。『日銀総裁のレトリック』では、総裁のホンネや弱点を見事に浮き彫りにします。はたして日銀はどこまで金利を上げるのか? 著者が見通しを語ります。(聞き手:西本幸恒・文春新書編集長)
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スパイ、情報機関、陰謀――そんなキーワードが気になる方にお勧めの作品です。戦前の東京で暗躍したリヒャルト・ゾルゲ(1895~1944)。日独防共協定、ドイツ軍のソ連侵攻計画、ノモンハン事件の詳細、御前会議での日本軍の南進政策決定、大本営の設置など、超ド級の機密情報を次々と入手した旧ソ連の大物スパイですが、今年11月で処刑80年を迎えました。ゾルゲに関する情報はソ連(ロシア)で極秘とされ、多くの謎が残されています。しかし近年、ロシアではゾルゲの再評価が進み、未公開資料が続々と公開されました。近代ロシア研究の第一人者である名越健郎氏は『ゾルゲ事件80年目の真実』のなかで、機密解除資料をもとに...
Published 11/27/24
Published 11/27/24
2人に1人ががんになり、3割ものカップルが離婚し、生涯未婚率2割の時代――「おひとりさま」でがんになるということは、けっして他人ごとではありません。たったひとりで、お金、治療、生活と仕事の不安に向き合わなければならなくなったら、どうなるのか? 医療ジャーナリストとして活躍してきた長田昭二さん(59歳)は『末期がん「おひとりさま」でも大丈夫』の中で、身をもってこれらの疑問に答えてくれます。長田さんは54歳のときに血尿が始まり、前立腺がんが発覚します。現実を見たくない心理、手術と抗がん剤の苦しさはどれぐらいか、意外とかからない医療費、独身ならではのメリット、そして性機能を失うとはどういうこと...
Published 11/25/24