Episodes
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、腸内細菌叢からコーヒーを飲んでいることを予測することに始まり、特定の腸内細菌によりコーヒーが利用されることを示した研究をご紹介します☕ 参考文献🦠 https://www.nature.com/articles/s41564-024-01858-9 Manghi P, Bhosle A, Wang K, et al. Coffee consumption is associated with intestinal Lawsonibacter asaccharolyticus abundance and prevalence across multiple cohorts. Nat Microbiol. Published online November 18, 2024....
Published 11/22/24
Published 11/22/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、個体間での細菌の移動に関する研究をご紹介します! 「腸内細菌とわたしたち」注文フォームはこちら↓ ⁠⁠⁠https://forms.gle/W6eUaP36TiGN1Lsx5⁠⁠⁠ 本の内容や見本はこちらよりご確認頂けます! ⁠⁠⁠⁠https://note.com/chonai_saikin/n/n4ddd931d006a⁠⁠⁠⁠ 参考文献🦠 Raulo A, Bürkner PC, Finerty GE, et al. Social and environmental transmission spread different sets of gut microbes in wild mice. Nat Ecol Evol. 2024;8(5):972-985....
Published 11/15/24
今回はゆるく話してみました。 #腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、腫瘍関連抗原と腸内細菌のもつタンパク質の類似性が、がん免疫療法の奏効率に影響を与えることを示した研究をご紹介します! 「腸内細菌とわたしたち」注文フォームはこちら↓ ⁠⁠https://forms.gle/W6eUaP36TiGN1Lsx5⁠⁠ 本の内容や見本はこちらよりご確認頂けます! ⁠⁠⁠https://note.com/chonai_saikin/n/n4ddd931d006a⁠⁠⁠ 参考文献🦠 Macandog ADG, Catozzi C, Capone M, et al. Longitudinal analysis of the gut microbiota during anti-PD-1 therapy reveals stable microbial features of response in melanoma patients. Cell Host Microbe. Published online October 28, 2024....
Published 11/08/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 【 #科学系ポッドキャストの日 】の2周年共通テーマ企画「境界」について、腸内環境の視点で考えます。 ホスト「サイエントーク」 参加番組をまとめた特設ページは下記ウェブサイト内に掲載予定 https://scien-talk.com Spotifyプレイリスト...
Published 11/01/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、腸内細菌叢って腸内のどこの細菌叢?という問にまつわる研究をご紹介します。 「腸内細菌とわたしたち」注文フォームはこちら↓ ⁠https://forms.gle/W6eUaP36TiGN1Lsx5⁠ 本の内容や見本はこちらよりご確認頂けます! ⁠⁠https://note.com/chonai_saikin/n/n4ddd931d006a⁠⁠ 参考文献🦠 Rode J, Brengesjö Johnson L, König J, et al. Fecal samples and rectal swabs adequately reflect the human colonic luminal microbiota. Gut Microbes. 2024;16(1):2416912....
Published 10/25/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 腸管バリア機能において重要な分泌型抗体を分解する細菌が発見されたのでご紹介します。 「腸内細菌とわたしたち」注文フォームはこちら↓ https://forms.gle/W6eUaP36TiGN1Lsx5 本の内容や見本はこちらよりご確認頂けます! ⁠https://note.com/chonai_saikin/n/n4ddd931d006a⁠ 参考文献🦠 ・Lu Q, Hitch TCA, Zhou JY, et al. A host-adapted auxotrophic gut symbiont induces mucosal immunodeficiency. Science. 2024;385(6716):eadk2536....
Published 10/18/24
#腸内細菌相談室...
Published 10/10/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 10/12-14日のイベント告知🦠 ・主催者Xアカウント:https://x.com/nodokachiiiiiba ・Instagram: https://www.instagram.com/bitap_health/ ・HP: https://2024080114251311764633.onamaeweb.jp/bitap/?page_id=70 2024年10月、科学系ポッドキャストの日のテーマは"味ということで、腸でも甘み成分を検出する仕組みを明らかにした研究をご紹介します! 参考文献: Jang HJ, Kokrashvili Z, Theodorakis MJ, et al. Gut-expressed gustducin and taste receptors regulate secretion of glucagon-like peptide-1. Proc Natl Acad Sci U S A. 2007;104(38):15069-15074. doi:10.1073/pnas.0706890104 ...
Published 10/04/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、腸内環境へ特定の細菌コミュニティを入れることで肺炎桿菌を追い出す研究をご紹介します! 参考文献: Furuichi, M., Kawaguchi, T., Pust, MM. et al. Commensal consortia decolonize Enterobacteriaceae via ecological control. Nature 633, 878–886 (2024)....
Published 09/27/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、Gut-Bone Axis 【日本語に訳してみると、骨腸相関】に関する研究をご紹介します! 参考文献: 1) どんな病気、骨粗鬆症財団、Access: 20240919、URL: https://www.jpof.or.jp/osteoporosis/tabid249.html 2) 数字でみる骨粗しょう症、骨粗鬆症財団、Access: 20240919、URL: ⁠https://www.jpof.or.jp/osteoporosis/tabid265.html https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38116652/: Ding M, Li B, Chen H, et al. Human breastmilk-derived Bifidobacterium longum subsp. infantis CCFM1269 regulates bone formation by the GH/IGF axis through PI3K/AKT pathway. Gut...
Published 09/20/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 前回に引き続き、"株式会社メタジェン"とのコラボ収録をお届けします! 株式会社メタジェンは、科学的な根拠を基に腸内環境を制御する「腸内デザイン®」をコンセプトに、数多くのパートナー企業とともに腸から健康を適切にコントロールすることができる次世代のヘルスケアを目指しています。 株式会社メタジェン 会社ホームページ:https://metagen.co.jp 株式会社メタジェンが運営する「おなかの深みを知り、自分のヘルスケアの軸を見つけるメディア」onakademyはこちら:...
Published 09/13/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 本日より、全2回にわたって"株式会社メタジェン"とのコラボ収録をお届けします! 株式会社メタジェンは、科学的な根拠を基に腸内環境を制御する「腸内デザイン®」をコンセプトに、数多くのパートナー企業とともに腸から健康を適切にコントロールすることができる次世代のヘルスケアを目指しています。 株式会社メタジェン 会社ホームページ:https://metagen.co.jp 株式会社メタジェンが運営する「おなかの深みを知り、自分のヘルスケアの軸を見つけるメディア」onakademyはこちら:...
Published 09/06/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 2024年9月、科学系ポッドキャストの日のテーマは"あつあつ"ということで、体温、腸内細菌叢、ウイルス感染症の関係について調査した研究をご紹介します! 参考文献: 1) コロナウイルスとは、国立感染症研究所、Access: 20240901、URL: https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/9303-coronavirus.html 2) Number of COVID-19 cases reported to WHO (cumulative total), WHO COVID-19 dashboard, Access: 0240901, URL: https://data.who.int/dashboards/covid19/cases マウスやハムスターの体温とウイルス感染症の関係を切り口に、腸内細菌叢の役割について論じた研究:...
Published 09/01/24
#腸内細菌相談室...
Published 08/23/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 最近の腸内細菌相談室では、ヒトの腸内環境を飛び出して海に行ったりマウスに行ったりソーセージに行ったりしています。もはや細菌相談室になっていますが、もう少しだけ飛び出させてください。今日紹介する研究は、地球を飛び出て宇宙に短期滞在したヒトの細菌叢を縦断的に調査しています。宇宙へ行くことで、ヒトの微生物叢=マイクロバイオームはどのように変化するのでしょうか? 参考文献 Tierney BT, Kim J, Overbey EG, et al. Longitudinal multi-omics analysis of host microbiome architecture and immune responses during short-term spaceflight. Nat Microbiol. 2024;9(7):1661-1675....
Published 08/16/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、8月の#科学系ポッドキャストの日 のテーマ"女性の活躍"にちなんで、細菌叢から見るフェムテックの現状についてお話します。 共通テーマ紹介ページ ・https://note.com/scientalk/n/nb6c5308978e5 参考文献 ・新しい当たり前をつくり女性が働きやすい社会を Femtech、経済産業省 経済産業政策局 経済社会政策室、Accessed:20240805、URL: https://www.femtech-projects.jp/ 1) Sender R, Fuchs S, Milo R. Revised Estimates for the Number of Human and Bacteria Cells in the Body. PLoS Biol. 2016;14(8):e1002533. Published 2016 Aug 19. doi:10.1371/journal.pbio.1002533 2) Takeda T, Yoshimi K, Kai S, Ozawa...
Published 08/09/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、Peptostreptococcus stomatisが、大腸がんへ直接影響を与える経路が解明されたのでご紹介します!かっこいい研究です。 参考文献 (紹介した研究): Huang P, Ji F, Cheung AH, et al. Peptostreptococcus stomatis promotes colonic tumorigenesis and receptor tyrosine kinase inhibitor resistance by activating ERBB2-MAPK. Cell Host Microbe. Published online July 23, 2024....
Published 08/02/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、マウスの腸内細菌の遺伝子編集をその場で行った研究をご紹介します! 参考文献 (紹介した研究): Brödel, A.K., Charpenay, L.H., Galtier, M. et al. In situ targeted base editing of bacteria in the mouse gut. Nature...
Published 07/26/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 お魚食べてますか?今回のエピソードでは、魚の腸内細菌叢について大規模に調査したシンガポールの研究をご紹介します! 参考文献 Eschmeyer's Catalog of Fishes, CALIFORNIA ACADEMY OF SCIENCES, Access: 20240715, URL: https://researcharchive.calacademy.org/research/ichthyology/catalog/SpeciesByFamily.asp Connor J Burgin, Jocelyn P Colella, Philip L Kahn, Nathan S Upham, How many species of mammals are there?, Journal of Mammalogy, Volume 99, Issue 1, 1 February 2018, Pages 1–14, https://doi.org/10.1093/jmammal/gyx147 ...
Published 07/19/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、ドライソーセージから単離された多剤耐性菌と遺伝子の伝播に関するお話をします。 参考文献 ・Belloso Daza MV, Milani G, Cortimiglia C, Pietta E, Bassi D, Cocconcelli PS. Genomic Insights of Enterococcus faecium UC7251, a Multi-Drug Resistant Strain From Ready-to-Eat Food, Highlight the Risk of Antimicrobial Resistance in the Food Chain. Front Microbiol. 2022;13:894241. Published 2022 Jun 23....
Published 07/12/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、7月の#科学系ポッドキャストの日 のテーマ"友情"にちなんで、腸内細菌のクロスフィーディングについてお話します。 参考文献 ・友情、コトバンク、精選版日本国語大辞典、Access: 20240704、URL: https://kotobank.jp/word/%E5%8F%8B%E6%83%85-144740 ・Cheng CC, Duar RM, Lin X, et al. Ecological Importance of Cross-Feeding of the Intermediate Metabolite 1,2-Propanediol between Bacterial Gut Symbionts. Appl Environ Microbiol. 2020;86(11):e00190-20. Published 2020 May 19....
Published 07/05/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、青い便を使って便の腸通過時間を調べ、腸内細菌叢との関係を示した研究をご紹介します。 参考文献 #42 うんちの形。ブリストール便形状尺度。 ・記事:https://chonaisoudan.com/blog/n7fb4b2cfe5ff/ ・ポッドキャスト:https://open.spotify.com/episode/0WJZ6wNyGk3wBNxBPBlvql ・Asnicar F, Leeming ER, Dimidi E, et al. Blue poo: impact of gut transit time on the gut microbiome using a novel marker. Gut. 2021;70(9):1665-1674....
Published 06/28/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、大腸がんの手術治療があたえる腸内環境への影響を明らかにした研究をご紹介します! 参考文献 ・大腸がんの手術について、国立がん研究センター 中央病院、Access: 2024/6/16、URL: https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/colorectal_surgery/020/index.html ・Shiroma H, Shiba S, Erawijantari PP, et al. Surgical Treatment for Colorectal Cancer Partially Restores Gut Microbiome and Metabolome Traits. mSystems. 2022;7(2):e0001822....
Published 06/21/24
#腸内細菌相談室 の鈴木大輔です。 今回のエピソードでは、病原性のグラム陰性細菌に選択的な抗菌薬の開発に関する研究成果についてお話します! 参考文献 ・ESKAPE病原体の論文:Miller, W.R., Arias, C.A. ESKAPE pathogens: antimicrobial resistance, epidemiology, clinical impact and therapeutics. Nat Rev Microbiol (2024). https://doi.org/10.1038/s41579-024-01054-w https://www.nature.com/articles/s41579-024-01054-w ・ロラミシンの論文: Muñoz, K.A., Ulrich, R.J., Vasan, A.K. et al. A Gram-negative-selective antibiotic that spares the gut microbiome. Nature 630, 429–436 (2024)....
Published 06/14/24