042.【シリーズ 人間関係の発達 その⑩】各発達段階で力を獲得しそびれてたらどうなる?パート④(心の中にママがいないままだったら…)
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マーラーの理論の最後の段階は、お母さんがそばにいなくても、心の中にお母さんのイメージを持つことができるようになることです。 物理的に母親が不在でも、精神的には母親と一体化した感覚を持てるようになります。 この感覚を獲得できないと、人間関係での自立が難しくなる可能性があります。 この大事な感覚を獲得するために、親として大事なこととは… それは、親の情緒面が成熟していること…(ドキ!グサ!!) 子どもは怒った母と優しい母は別人のように体験しています。 この2人の母親が1人の人だとわかることが、発達の大きなステップになります。 怒ったら怒ったまま、不機嫌のまま。 子どもが機嫌を取ることで、元に戻る… これでは親の顔を気にする子になってしまい、判断基準が‘親の機嫌’になります。 大人は、自分の機嫌は自分で取りましょう。 感情的になることは悪いことではないです。 その後が大事。伝えることを伝えたら、元に戻る。 怖い思いをさせてしまったのなら「ごめんね」と伝えていいのです。 「それだけ大事なことだったの」と、次の伝え方を考えればいいのです。 やり場のない気持ちは、子育て仲間に話しましょう。 愚痴ってもいい。その相手は‘我が子’ではありません。 「子育ては修行」と言われる理由はここらへんにありますかね… ーーーーーーー 番組で扱ってほしいテーマがありましたら、お気軽にお問合せください♪ メール: [email protected] WEB: https://www.mamilia.jp/ Instagram: https://www.instagram.com/mamilia55/ ーーーーーーー
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まずは、子どもの脳と「やる気」について… 子どもは、脳を完成させた状態で生まれてくるのではなく、生まれてからの経験で脳が育っていきます。 なので、子育てとは「脳育て」とも言えます。 だからこそ忘れてはいけないことは - 子どもの脳は大人と違って、まだ完全には育っていない - 脳の中の「考える部分」と「感じる部分」がうまくつながっていない イラっとしたときに思い出してください 「脳育て」を考えた時、 今どきの子育て環境はリスクがいっぱいなんです - 最近は、外で遊ぶより、テレビやタブレットを見る機会が多くなっている -...
Published 09/12/24
エリクソンの発達理論から「やる気のなさ」について深掘ってみました! ‘答えのない問い’へのマミリア的仮説と思って聞いてください♪ 1. エリクソンの発達理論からみた「やる気」について: - 乳児期: 安心・信頼の獲得 - 幼児期前期: 自立・自己コントロール力の発達 - 幼児期後期: 積極性・主体性の発達(やる気に関連) やる気に関わるテーマにたどり着くまでに2つの段階があるのです… 2. 現在の子どもたちのやる気のなさは、幼児期後期の課題に取り組む前の段階にヒントがあるのかも? 3. コロナ禍で生まれ育った子どもたちの特殊な環境について言及: -...
Published 09/05/24