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まずは、子どもの脳と「やる気」について…
子どもは、脳を完成させた状態で生まれてくるのではなく、生まれてからの経験で脳が育っていきます。
なので、子育てとは「脳育て」とも言えます。
だからこそ忘れてはいけないことは
- 子どもの脳は大人と違って、まだ完全には育っていない
- 脳の中の「考える部分」と「感じる部分」がうまくつながっていない
イラっとしたときに思い出してください
「脳育て」を考えた時、 今どきの子育て環境はリスクがいっぱいなんです
- 最近は、外で遊ぶより、テレビやタブレットを見る機会が多くなっている
- そのため、子どもたちは頭ではいろいろ知っていても、実際に体験したことが少ない
知識がたくさんあることはいいことのようですが、知っていることと実際にできることは違います。
- 例えば、虫の名前は知っているけど、本物を見ると触れない。
- 野菜の名前は言えるけど、畑仕事は嫌がる。
- こんな風に、知識はあっても実際の体験が足りないことがあります。
「脳育て」で大事なのは体験すること。
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Published 09/12/24
エリクソンの発達理論から「やる気のなさ」について深掘ってみました!
‘答えのない問い’へのマミリア的仮説と思って聞いてください♪
1. エリクソンの発達理論からみた「やる気」について:
- 乳児期: 安心・信頼の獲得
- 幼児期前期: 自立・自己コントロール力の発達
- 幼児期後期: 積極性・主体性の発達(やる気に関連)
やる気に関わるテーマにたどり着くまでに2つの段階があるのです…
2. 現在の子どもたちのやる気のなさは、幼児期後期の課題に取り組む前の段階にヒントがあるのかも?
3. コロナ禍で生まれ育った子どもたちの特殊な環境について言及:
- 社会全体の不安な雰囲気
- 限られた人との接点
- 静かに過ごすことを強いられる環境
4. 子どもたちが自己表現や他者との交流を十分に経験できていない可能性があるのでは?
5. 解決策として、子どもの年齢に関わらず、乳幼児期の発達課題に立ち返って取り組むことが重要!
6....
Published 09/05/24
最近の子ども様子について、保育園や幼稚園の先生方から相談を受ける内容で多いのが、子どもたちが指示に従わない、活動に積極的に参加しない…というもの。
私自身も、いろんな子どもたちと関わる中で「やりたくない」とはっきり言ったり、言われたことをしない子について気になっていたので、今回のテーマにしてみました。
・やる気のなさの広がり
- 文科省が発表したデータによると不登校の子どもの約半数が「無気力」を不登校の理由としている
・やる気スイッチの重要性
- 子どものやる気を引き出す「スイッチ」は、乳幼児期に形成される
- 最近の子どもたちは、このスイッチ自体がない、または上手く機能していない可能性がある
・ 環境の変化の影響
- ここ数年で子どもの育つ環境が変わってきたことが、この問題の背景にあるかもしれません
- コロナの影響も考えられますが、詳しい原因はまだわかっていません
・ 親としてできること
- 乳幼児期の子育ては、子どものやる気の土台を作る大切な時期であることを認識しましょう
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Published 08/29/24
子どもの始業式前後の様子について、朝起きられない、学校に行きたがらないなどの状況は珍しくありません。
主な理由として3つ挙げられています:
1) 休みモードから学校モードへの切り替えが難しい
2) 生活リズムの乱れや食生活の影響で体がだるい
3) 学校生活でのストレスや悩みがある(稀なケース)
対応のポイント:
- 子どもを責めずに、一緒に頑張ろうという姿勢で接する
- 生活リズムや食生活の改善を意識する
- 必要に応じて送り迎えなどの支援をする
- 深刻なケースでは無理に学校に行かせず、学校と連携して対応する
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Published 08/22/24
お盆が明けると、夏休みの後半突入!という感じでしょうか…
子どもたちは「夏休み終わってほしくないな〜」という気持ちを少しずつ感じ始めます。
不思議な話、夏休みが明けると思っていない子もいます。
子どもは「今」を生きているので…
やるべきこと(宿題)が終わっていない子に限って、その傾向は強いです。
子どもに任せることも大事ですが、時間やタスクのマネジメントは
大学生でもまだまだできません。
なので、小中学生に関しては、親も一緒にスケジュール確認をすることが大事になります。
また、幼稚園・保育園に通っている子どもたちも、いつものスケジュールにすっと戻れるとは限りません。
子どもと生活をしている大人のみなさんに、今回の内容はぜひ意識してほしい!
夏休みが終わる前に親子で準備しておくべきことについてお伝えします。
1. 生活リズムの調整:
- 夏休み中に緩んだ生活リズムを、学校が始まる1-2週間前から徐々に戻していく。
- 急激な変更は避け、じわじわと調整することが重要。
2. 食生活の見直し:
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Published 08/15/24
心理学的には、生まれた順番でどうのこうの…という理論のようなものは無く、兄弟葛藤などの心理分析はあります。
今日は‘おばあちゃんの知恵袋’を頼りに、話を広げていきたいと思います!
先人の知恵の多くは現代にも通じる叡智がたくさん!
これがこれからも伝承されることを願います…
1. きょうだい児の場合:どうしても‘親の関わりの量’に差が出てしまう…それは仕方ないことなので、以下のことを意識してみましょう!
- 第一子: "ほっとけ" - 過剰に関わりすぎず、自分で解決する機会を与える
- 第二子: "褒めろ" - 積極的に褒めて、ポジティブな注目を与える
- 第三子: "叱れ" - 甘やかしすぎず、適切な指導をする
2. ひとりっ子の場合:大人の中で育つ…子どもにとっても辛い局面はあります。それも仕方ないこと。ひとりっ子でごめんね…と罪悪感を抱えず、対応を意識してみましょう!
- 大人との力関係のバランスがそもそも難しい
- 子どもの意見を聞きつつも、全てを受け入れるのではない
- きょうだい喧嘩で学べる経験を意識的に取り入れる
-...
Published 08/08/24
小学生は幅が広く、それぞれの学年は心の発達段階が異なります。
ということは、対応もそれぞれに違ってきます。
子どもの心がどの段階にいるのかを考えながら対応を考えてみましょう…
1. 小学1-2年生:幼児さんに近い!
- まだ幼児に近い扱いが必要
- 感情の爆発が多い
- 気持ちを聞くことが重要
- 行動の振り返りも必要
2. 小学3-4年生:立派な哲学者…奥深い考えを持ってます!
- 規則への意識が強くなる
- 世界規模の思考を持ち始める
- 気持ちより考えを聞くことが大切
- 行動と考えの一致・不一致を確認
3. 小学5-6年生〜中学生:感情モンスター。その裏には‘自分探し’の旅に出た心が脆い子羊ちゃん
- 思春期として扱う
- 常に戦闘態勢にある
- 自分が何より大事
- 全悪の判断ができる一方で自信のなさも
- 気持ちを聞き、行動の間違いを確認
-...
Published 08/01/24
きょうだいが長い時間一緒にいると、必ずケンカが起きます。
その度に、親もイライラしてきて…
こんな毎日を過ごしていませんか?
大丈夫、みんなそんな感じです!
実は、幼稚園・保育園でもこんな毎日なんですよ…
違うのは相手が「きょうだい」であること。
家族が相手になると、遠慮・容赦がなくなり
とても激しいものになります。
ケンカはなぜ起きるのでしょう…
ケンカを0にすることは可能でしょうか…
今回は、子どもにとってのケンカの意味を考えてみましょう。
1. ケンカは悪いものじゃない
きょうだいゲンカは子どもの成長にとって大切な経験です。ケンカを通じて、子どもたちは自分の気持ちを知り、それを伝える練習をします。また、他人との交渉の仕方や、困った状況への対処法も学びます。
2. 親は見守り役に
基本的にはケンカを止めずに見守りましょう(ただし、叩いたり引っ掻いたりする危険な行為が始まりそうになったら止めましょう)。そして、ケンカがどう終わったかまで見届けることが大切です。
3....
Published 07/25/24
いつも家にいない時間に子どもがいる…
そう思うと、なんとなくゲンナリしてしまう…
と心の中でつぶやいてしまって落ち込んでいませんか?
あなたの日常が崩れるから「どうしよう…」と思っているだけで、
子どもを育てる親としてゲンナリしちゃってる自分を責める必要はないですよ!
長期間、子どもと一緒に過ごすポイントは
無理せず、ストレスなく「日常」を過ごすことです…
そのために、下の6つを意識してみましょう。
1. 普通が一番
- 毎日イベントを計画する必要なし
- 日常のリズムを大切に
2. 生活の軸を作ろう
- 起床・食事の時間を決める
- 朝の体操など、簡単な日課を設定
3. ちょっとした楽しみを
- 週に2-3回、おやつ作りや図書館訪問など
- お金をかけずにできる活動を
4. 子どもの自立時間も大切
- 塗り絵や折り紙など、一人で楽しめる活動を用意
- 親は常に関わる必要なし
5. 「暇」も大事な時間
- 創造性を育む機会
- 退屈そうでも心配しすぎない
6. メリハリをつけよう
-...
Published 07/18/24
夏休み目前!
夏の計画を立てているでしょうか?
これまでいろんな子どもたちと関わってきましたが、夏休み明けの子どもはぐんと成長しているのが見えます。同時に、成長の差が大きく開くタイミングでもあるようです。
Mamiliaは「子どもは夏に伸びる!」と確信しています。
子どもがぐんと成長するために、親としてどんなことができるか…を話しています。
1. 夏休みは子どもの成長にとって重要な時期である、という認識を持つ。
2. 室内で過ごす場合:
- 生活リズムを崩さないようにする
- 子どもに家事を手伝ってもらうなど、生活に関わっている実感を持たせる
3. 自然の中での活動を推奨:
- 低年齢の子どもには山やキャンプがおすすめ
- 小学校1-2年生までは家族との時間が大切
4. 野外活動への参加:
- 経験が少ない家族は、プロが企画するイベントに参加するのが良い
- 小学校3-4年生以降は、仲間との活動や親から離れた体験が有効
5. 火起こしや自炊などの体験の重要性:
- 子どもの本能的な欲求を満たす
-...
Published 07/11/24
夏の準備はできていますか?
夏休みに備えて、少しずつ夏モードにして行きましょう!
今回は「食」について話しています…
冷たいものや清涼飲料を摂りすぎてしまうと、ダラダラ・グズグズになってしまいます。
夏休みに怒鳴り続けなくていいように、今から意識して生活を見直してみましょう!
ポイントは以下の5つです。
1. 夏野菜を積極的に取り入れる
- 旬の野菜は体を冷やす効果がある
- シンプルな調理法が最適(例:きゅうりを丸かじり、トマトをそのまま食べるなど)
2. 塩を使ったシンプルな味付け
- 野菜本来の味を楽しむ
- イオンバランスの補給にもなる
3. 冷たい飲み物や甘い飲み物に注意
- 体を冷やしすぎたり、糖分の取りすぎでだるくなる可能性がある
- イオン飲料は必要最小限に
4. お茶や水をベースとした水分補給
- 麦茶などが良い
- ジュースは100%果汁を使用し、寒天などでゼリー状にしておやつとして提供
5. 子どもの体の機能を引き出す
- 外部からの冷却(首回りのリングなど)を活用
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Published 07/04/24
マミリア代表のカマダが失敗から学んだストレス対処のコツを話しています!
ストレスに鈍感だったカマダが、子育て経験を通して「切替え」の大事さを思い知らされ、
母としての自分、女性としての自分、1人の人間としての自分…など
それぞれの自分を大事にするために悪戦苦闘した過去…
子どもにとっては唯一無二の存在である母としての自分。
できることなら、いつでも素敵なママでいたいですが、
ずーっと素敵ママでいることを頑張っているとくたびれてしまいます。
しかし、‘リフレッシュできた自分’のまま日常生活に戻ると、
とんでもないイライラを生んでしまうこともあります!
ストレス発散後の合言葉は「ママスイッチオン!」
使い分けが上手になると、ずいぶん過ごしやすくなりますよ♪
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番組で扱ってほしいテーマがありましたら、お気軽にお問合せください♪
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Published 06/27/24
ストレスの原因・ストレス反応について話してきました。
ストレスの体験がいかに個別的なものか、人によって異なるのかがわかってもらえたと思います。
今回は、ストレスとの付き合い方・対処法についてお伝えします。
1. まずは何もしない時間を作り、脳を休めることが大切。ぼーっとすることにも意味があります!
2. 個人差があり、動いた方がリラックスできる人もいます。そういう人はウォーキングなどゆっくりした運動がおすすめ。
3. 体のケアが重要。ストレッチ、呼吸法、自律神経を整える運動などが効果的です。
4. 親子で一緒にできる体を動かす遊びもgood!マッサージなども相手に触れることでホルモン的にも良い影響があります。
5. 無理なく日常生活に取り入れられる方法を見つけることが大切。情報はたくさんあるので、自分に合ったものを選ぼう!
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Published 06/20/24
‘ストレス’という言葉一つに‘ストレスの原因・ストレスによる反応・ストレス対処法’の3つの視点があります。ストレスの原因には、目に見えるものと見えないものがあります。あなたはどちらに反応しやすいですか?…と前回の復習からスタート!
今回はストレスによる反応について掘り下げています…
ストレスによる反応には‘体に出る、感情に出る、認知面(物事の捉え方)に出る’の3種類があります…
認知面のストレス反応は見落とされがちですが、今回はこの点を強調しておきたい!
認知面に反応が出ると、ネガティブ思考になるのですが、あまり指摘されていないものとして「他者をコントロールしたくなる」傾向が出てきます。
この反応、子育てで出てませんか?
「子どもが言うことをきかない…」という悩みの背景には、あなたのストレス反応が潜んでいるかもしれません。
コントロールしようとすると、コントロールから逃れようという動きにつながります。
結果「言うことをきかない」状態になるのです。
子どものストレス反応に多いのは、イライラや反抗的な態度、癇癪などです。
子どもたちは「スト...
Published 06/13/24
5月の連休が明けて1ヶ月弱。梅雨入りする頃というのは、ストレスの影響を受けやすい時期です。
何だか調子悪いな〜気分が上がらないな〜
など、自分では気づいていないところで、心と体は頑張っています。
ストレスに圧倒されずに、自分を理解しながらストレスを先取りできたら…
そんなことができたら素敵ですよね!
そして、大人だけでなく、子どももストレスを感じ、その影響を受けています!
「子どももストレスあるんですか?」
とよく聞かれますが、あるんです!
子どもも大人と同じ生き物です。
ママがしんどい時は、子どももしんどい時かもしれませんよ!
ストレスを完全に無くすのではなく、ストレスと上手に付き合い、心を休めることが健康的に過ごすポイントです。
今回は‘ストレス入門’として「ストレス」の概念を広い視点でお伝えします。
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Published 06/06/24
前回の恋愛パターンの深ぼりときょうだい間の扱いの違いについて、質問にお答えしています。
<恋愛関係に見られやすい各段階の特徴>
1. 恋愛の初めの頃は、自分の世界に閉じこもりがちで、喧嘩をするとなかなか許せない時期です。これは赤ちゃんの頃、まだ外の世界に気づいていない時と似ています。
2. 次に、お互いに一心同体になりたがる"2人きりの世界"があります。この時、女性の方が男性に気持ちを共有してほしがる傾向があります。
3. しばらくすると、お互いに別の人とも付き合いたくなる"母子分離期"が来ます。そうするとお互いを束縛したり、嫉妬したりしがちです。
4. その後、お互いを認め合い、自立した二人でいられるようになります。でも一時的に、相手を自分から離そうとする行動(別れを匂わせるなど)が出ます。
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Published 05/30/24
マーラーの理論を子どもの発達として解説してきましたが、大人にももちろん関係する内容で…
大人同士がどのように関係性を育んでいくのかという流れの中で、これまでこの理論で触れた内容がいろんな場面で見えてきます。
なぜ共通の趣味を見つけようとするの?
なぜ遠距離恋愛が続かないの?
なぜ彼は私のことをわかってくれようとしないの?
…などなど…
今日の内容はマミリア的解釈としてお聞きください!
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Published 05/23/24
マーラーの理論の最後の段階は、お母さんがそばにいなくても、心の中にお母さんのイメージを持つことができるようになることです。
物理的に母親が不在でも、精神的には母親と一体化した感覚を持てるようになります。
この感覚を獲得できないと、人間関係での自立が難しくなる可能性があります。
この大事な感覚を獲得するために、親として大事なこととは…
それは、親の情緒面が成熟していること…(ドキ!グサ!!)
子どもは怒った母と優しい母は別人のように体験しています。
この2人の母親が1人の人だとわかることが、発達の大きなステップになります。
怒ったら怒ったまま、不機嫌のまま。
子どもが機嫌を取ることで、元に戻る…
これでは親の顔を気にする子になってしまい、判断基準が‘親の機嫌’になります。
大人は、自分の機嫌は自分で取りましょう。
感情的になることは悪いことではないです。
その後が大事。伝えることを伝えたら、元に戻る。
怖い思いをさせてしまったのなら「ごめんね」と伝えていいのです。
「それだけ大事なことだったの」と、次の伝え方を考えればいいのです。...
Published 05/16/24
2人で1人の体験は、後の‘共感性‘に大きく関わります。
この世界観を‘十分に体験できていない‘ことも心配ですが、どっぷりハマったまま抜け出せていないことも心配です。
今回は、この時期の体験不足の影響と、この時期に留まってしまうことの影響に触れています。
[体験の不足]
- 乳児期に"2人で1人"の体験(母親との強い一体感と共感)ができないと、後に共感性が育ちにくくなる
-...
Published 05/09/24
マーラーの理論の一番最初の時期は「世界に気づく」ことがテーマでした。
今回は、この時期のやり取りで得られるはずの力が獲得できていなかったらどうなるのか…を解説しています。
この時期に、もしママやパパと上手くつながれなかったら、将来大きな問題が起こる可能性があります。例えば、人と関わるのが苦手になったり、部屋から出られなくなる「引きこもり」になったりするかもしれません。それは、赤ちゃんの頃に「世界は安全」と学べなかったからです。
でも、時々一人になりたくなるのは当たり前のことです。この現象もこの時期の体験の名残りです。落ち着きたい時に部屋に こもるのは構いません。問題は、ずっとそうしていると、誰かに助けを求められなくなることです。
なので、ママやパパなどの身近な大人は、子どもがいつでも助けを求められる関係を作ることが大切なのです。そうすれば、子どもは「世界は安全」と学べるからです。
'苦しい時に人と繋がる力'は親から子どもに伝えられるギフトなんです♪
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Published 05/02/24
'発達段階'の話をすると「その時期を過ぎてしまった!」「大事な時期を逃してしまった〜」など、取り返せないもののように感じてしまう人も少なくないのでは?
実は各発達段階は行ったり来たりできる柔軟なものなのです。
子どもは年齢とともに新しい発達段階に進みますが、過去の段階にも自由に戻れます。
大人も心理状態によっては、無意識に幼い頃の発達段階に「戻る」ことがあります。
この「戻る」とは、その発達段階の欲求や行動パターンが現れることです。
親はその様子を発達課題の側面から捉え直し、適切に対応することで、子どもの健全な発達を後押しできます。
つまり、発達のやり直しのチャンスが常にあり、親子の適切な関わりによってそれを補完できるのです!
発達は一方通行ではなく、行ったり来たりできる柔軟なプロセスなのですよ…という話をしています♪
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Published 04/25/24
子どもが求めているから…
子どもにとっていいことだから…
子どものことが心配だから…
などなど、子育ての中でいろんな思いが動機になって行動していると思います。
親業として必要だと思っていることが、実は自分のためにやっていることもあります…
このことは、前回少し触れましたが、自分の心の癖が疼いて‘親としてやるべきこと‘という使命感になることもあります。
これは、子どもの育ちを支えるというよりも、自分自身のためにやっているということになります。
「子どもの発達をサポートする」というのは、今子どもに必要な環境・関わりを用意できることだと考えられます。
今、子どもが何を必要としているのか…
これはなかなか自分1人では気付きにくいかもしれません。
そのために、子育て仲間がたくさん必要なんです!
自分の中で抱え込まず、子どものことや自分のことを話せる環境が子育てには不可欠なんです…
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Published 04/18/24
「親」はどんな人でしょう?
まずは自分に聞いてみてください。
「親とは…」
この定義の部分は人によって違います。
なので、ここでは「こうあるべき」という話はしません。
今回は“赤ちゃんが世界を知っていく心の過程と、
親が親として成長する過程はリンクします“という内容です。
未知のことに対する不安の体験、対処の仕方など、あなたの記憶に残っていなくても、心に染みついた記憶=心の癖として残っています。
子育てで無性に不安になる・気になる・心配になる…など
自分でも説明できない感情に圧倒される時は、心の癖が出ていると理解して良さそうです。
しかし、この心の癖が子育てで多発すると、子どもの発達・自立を遅らせるリスクがあります。
そのため、親は自分自身のケアが大切で、子どもに必要なことを冷静に見極める必要があります。
心の癖が出ることが悪いということではなく、親になることで、自分の心の癖に気づき、成長する機会に直面しやすくなるということです。
子育てを辛く感じてしまうタイミングは、まさに心の癖に直面している時なのでは⁇
親になる...
Published 04/11/24
今回は子どもが1人でいられるようになる過程について説明しています。
このテーマは3歳になるころの子どもを想定した内容です。
「親と離れても大丈夫」とは、どういう状態のことでしょう?
ママと離れるのは寂しいけど、目の前の楽しいことに気を取られ
寂しいことも忘れて寂しくなくなること
と、
ママと離れるのは寂しいけど、時間が経てばまた会えるし
会えていない間もママは自分のことを大事に思ってくれている…
ということがわかっていて寂しくなくなること
は大きな違いがあります。
マーラーの理論では、この段階まで到達できることが発達のゴールとなります。
ここに3年の歳月が最低でもかかるということです。
どんな世界が展開しているのでしょう…
ぜひお聴きください♪
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Published 04/04/24