Description
私は気づいたぞ/疑はしほかに渡せる文見ればここや途絶えにならむとすらむ/三夜連続の不在/なげきつつひとり寝(ぬ)る夜のあくるまはいかに久しきものとかは知る/移ろいたる菊/げにやげに冬の夜ならぬ真木の戸もおそくあくるはわびしかりけり/時姫との贈答/そこにさへかるといふなる真菰草いかなる沢にねをとどむらむ/この女なに言ってるんだ/真菰草かるとはよどの沢なれやねをとどむてふ沢はそことか/四ヶ月後の再犯/吹く風につけてもとはむささがにの通いし道は空に絶ゆとも/色変わる心と見ればつけてとふ風ゆゆしくも思ほゆるかな/町の小路の女の出産/呆れ返るほど最悪だ/裁縫の名手/町の小路の女の零落/胸がスッとした/いま来むよ/虚しくても書かずにいられなかったこと/時代錯誤の超大作/堤和博『和歌を力に生きる 道綱母と蜻蛉日記』/文字起こしhttps://note.com/vast_godwit263/n/n6de3a349c5ba