私たちは、情報を聞いただけで、分かったような気になってしまうことがあるようです。やはり百聞は一見に如かず。実際に体験することで、聞いた情報が「本当だった」と納得できる形が最も良いように思いますし、そうすることが情報を本当の意味で活かすことになります。
今回は、仏教の「指月の喩え」と「ラーメン屋さんの喩え」をお話しして、そのあたりを味わってみたいと思います。
指月(しげつ・しがつ)の喩え
「われは指を以て月を指し、汝をしてこれを知らしめんとするに、汝は如何指を看て、月を視ざる」
(『大智度論』)
佛が涅槃に入られるとき、諸の比丘に語られた
今日より法に依って人に依っては...
Published 11/19/23