前編:「僕は何者でもない」だからこそ、地方の希望になれる。|山中大介(ヤマガタデザイン株式会社 代表取締役)
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ヤマガタデザイン株式会社 代表取締役―山中大介さんとの対談を終えて。 NEWPEACE CEO / クリエイティブディレクター 高木新平は、彼を「地方の希望の光だ」と思った―。 ----- やっぱり山中さんは面白い。 山中さんが他の人と違うのは、世界に勝つために地方を選んでいる。そこだと思う。 なぜそれができるのか。 彼は小学生時代をオランダで過ごしている。異国の地で夢中だったものは、サッカーだったそうだ。 オランダと言えば、サッカーの強豪国。周りのサッカー少年もレベルが高かっただろう。 サッカーは、個々が存在価値を出さないといけないスポーツで、活躍しなければ存在価値はない。 そんな環境で、彼はひたすらハングリーにプレイし、自分のポジションを取ってきた。 世の中の前評判をひっくり返してきた。 その経験が彼のスタンダードになっているのだ。 地域や地方は、本当に課題が山積している。東京に凄くコンプレックスを感じている。 でも、そこには可能性がある。 このギャップは、少年時代の山中さんと重なっているような気がしていて。 だからこそ、やってやるぜっていう。 東京出身で、メディアで働く家系で育った山中さんが、あえて「地方」を選んで、「もっとやれるんだ」ってみんなを鼓舞して、可能性を信じて戦っている。 そして、それを心から楽しんでるのだ。プレーする感覚というか。 それが多分みんなを惹きつけるし、今、日本の地方に最も足りない希望の形なんじゃないかなと思っていて。 そこに山中さんらしさがあるなと思う。 僕、実はいま山中さんと一緒に仕事をしているが、これからの展開が本当に楽しみで仕方ない。 今日は改めて話を聞けてよかった。地方の希望であれ。
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