Episodes
わが家にある六坪ほどの庭に無秩序で植えられた植物たち。 彼らは満足に育つこともできず恥ずかし気にこそこそと話し合っており…。 ■出演 太宰      出先拓也 とうもろこし  真一涼 トマト     武田慎太郎 クルミの苗   内海祐紀 ネムの苗    大島由莉子 にんじん    鈴木将之 だいこん    真一涼 綿の苗     五十嵐由佳 へちま     林祐樹 バラ      青山優子 ねぎ      呉圭崇 花の咲かぬ矢車草 出先拓也
Published 05/01/24
湖の騎士ランスロットと王妃グイネヴィアの愛。 そして、不義の子・モルドレッドの暗躍。 アーサー王の王国ログレスと円卓騎士団に滅びの兆しあり。 【出演】 語り:出先拓也 モルドレッド:武田慎太郎 ガウェイン:林祐紀 ランスロット:山川琴美
Published 04/23/24
Published 04/23/24
平安時代、ある男が藪の中で殺された。 その事件の真相を巡り7人の関係者から話を聞くと、それぞれ微妙に話が食い違っており…。 一体誰が真実を語っているのか? 真相は藪の中へ…。 アンブローズ・ビアス「月明かりの道」に刺激を受けた芥川龍之介の名作短編。 ■出演 多襄丸 林祐樹 真砂 真一涼 木樵り 出先拓也 旅法師 武田慎太郎 放免 呉圭崇 媼 青山優子 巫女 五十嵐由佳 ナレーション 内海祐紀 ☆脚本:山川進
Published 04/17/24
ロシアの若者が教師の家に下宿をし、物静かで美しい夫人に恋をした。 若者は彼女に思いを伝えるが、それは罪悪にも等しい行為だった。 1916年発表。 【出演】 夫:出先拓也 マダム・ミュスカアド:青山優子 ロシアの若者:山川琴美 語り:内海祐紀
Published 04/09/24
ある殺人事件について、それぞれの関係者から語られる事実。 どれもが当人にとっての事実ではあるが、その真実は果たして…。 芥川龍之介「藪の中」のモチーフとなった名作。 初出:1907年■出演 ジョエル・ヘットマン・ジュニア 鈴木将之 ジョエル・ヘットマン      武田慎太郎 キャスパー・グラタン      呉圭崇 ジュリア・ヘットマン      大島由莉子 ナレーション          五十嵐由佳 ☆脚本:山川進
Published 04/03/24
幕末の動乱・明治・大正・昭和を生き、95歳で天寿を全うした最後の志士の回顧録より。 田中の師・高杉晋作の教え 同郷土佐の先輩・坂本龍馬と中岡慎太郎の雄飛。 【出演】 田中光顕:呉圭崇 中岡慎太郎:武田慎太郎 高杉晋作:鈴木将之 軍人/桂小五郎:出先拓也 坂本龍馬:林佑樹 
Published 03/26/24
海の底にはひらめの子供たちが通うひらめの学校がありました。 今日は、サバ村に見たことのない大きな怪物を見学に行くことになって…。 魚たちの視点から人間を独特の視点で覗いた不思議な童話。 初手:1947(昭和22)年 ■出演 語り      山川琴美 生徒1     青山優子 生徒2     内海祐紀 体操の先生   出先拓也 鯖村の村長   平居正行 村男1     平居正行 村男2     出先拓也 老婆      青山優子 男の子     内海祐紀 ひらめ村の村長 武田慎太郎 
Published 03/19/24
静かな町のはずれに住んでいるおばあさんのもとに突然訪れためがね売り、そして一人の少女。 それぞれの交流が、穏やかな月夜の情景とともに優しく描かれた物語。 ■出演 ・おばあさん:大島由莉子 ・男/女の子:真一涼 ・語り:内海祐紀 
Published 03/13/24
加奈子は幼馴染・麗子の母が行方不明になったと聞き、叔父の六郎とともに向日葵御殿と名高い彼女の屋敷へ向かうのだった。 手掛かりは母の失踪前に渡された指輪とそれに刻まれた「向日葵に眼を与えよ」という文字のみ。 「銭形平次」で有名な著者の当時はまだ珍しかった少女探偵もの。 初出:「少女倶楽部」1929(昭和4)年11月 ■出演 加奈子 藤本教子 麗子  五十嵐由佳 六郎  柏士文 紺野  平居正行 語り  出先拓也 
Published 03/06/24
「私は、都会で恋をしたのです。 けれども、その結果は、あまりに無残なものになってしまいました。 そして、都会の皮膚のあまりの青白さにたえかねて、私は、この南の国に来たのです」 そんな男に女が言う。 「ねえ、お友達になって下さらない?」 昭和2年発表。 【出演】 私:鈴木将之 女:青山優子 女:大島由莉子 女:内海祐紀
Published 02/27/24
そして季節は廻り、春になりましたが子供たちのいない庭はずっと冬のままで…。 『幸福な王子』と同時期(1888年)に発表された名作童話。 ■出演 巨人     中澤まさとも 小さな男の子 五十嵐由佳 男の子A   真一涼 女の子A   山川琴美 女の子B   大島由莉子 雪      五十嵐由佳 霜      藤本教子 木      青山優子 ナレーション(NA)内海祐紀 ☆脚本:山川進
Published 02/21/24
オランダの帆船アルクマール号の水夫ヘンドリックが南国産のオウムを肩に乗せ上陸すると、立派な紳士が近づいてきた。 「やあ君、そのオウムを、売るつもりはあるかね」 紳士はヘンドリックを郊外の自宅に案内するが…。 【出演】 ハリー:出先拓也 ヘンドリック:武田慎太郎 女+オウム:山川琴美 語り:青山優子
Published 02/13/24
ある親子がそろって禁酒を始めたけれど…。 どんなものでもそうですが、止めて数日は何とかなるものですが、半月も経つと「少しくらいなら」とついつい気が緩んでしまい…。 ■出演 語り      平居正行 父       出先拓也 母       内海祐紀 息子      武田慎太郎
Published 02/06/24
まだ春を知らない坊やの鹿は、春がどんなものなのか お父さん鹿とお母さん鹿に聞いてみます。 それでもまだ分からないまま、ある日ひとり山の中で遊んでいると どこからか柔らかな音が聞こえてきて… 親子の温かなふれあい 動物も人間も春を待ち侘びているような 春への喜びを感じられる作品。 ■出演 坊や鹿:内海祐紀 父鹿:平居正行 母鹿:山川琴美 おじいさん:武田慎太郎 語り:青山優子
Published 01/30/24
1934年発表、名探偵・帆村荘六シリーズ。 外科の最高権威・室戸博士の妻・魚子は、愛人の松永に囁く。 「今夜、うちの人を殺してしまうわよ」 日本SF界の始祖によるエログロミステリー。 【出演】 魚子: 内海祐紀 松永:武田慎太郎 室戸博士:出先拓也 刑事:青山優子 帆村荘六: 山川琴美
Published 01/23/24
生前、林芙美子との交流があった坂口安吾が、彼女の死後に綴ったエッセイ。 彼女の軽やかで大胆な振る舞いは、彼の心に強く残り… ■出演 坂口安吾 出先拓也 林芙美子 真一涼 記者   平居正行 E記者  中澤まさとも
Published 01/17/24
かつて、ユダヤ人は、約束の地・カナンで暮らしていたが、飢饉のためエジプトに移った。 その後、長い長い奴隷生活と都会暮らしが、彼らの信仰を壊した。 そのようにして数百年が経ち、偉大な指導者モーセが現れた。 【出演】 モーセ:呉圭崇 ファラオ:中澤まさとも 創造主:山川琴美 語り:出先拓也
Published 01/09/24
急遽、息子夫婦の家に汽車で向かうことになったシェルドンおばあちゃん。 初めての汽車に右往左往しながらもなんとか乗り込むことに成功。 すると、向かいに座った身なりの良い青い目の男性と、ひょんなことから会話が弾み、彼の親切に何度も助けられるのだが…。 『赤毛のアン』の著者が描く未翻訳の名作短編を作家・山川進が脚色。 ■出演 シェルドン …山川琴美 汽車の男 …呉圭崇 サイラス …真一涼 ウィリアム …平居正行 車掌 …出先拓也 ナレーション…藤本教子 ☆脚本:山川進
Published 01/02/24
男は列車の食堂車で、昔の恋人に似た女を見つけた。 その女は、はにかみ屋で、男の前では何も食べなかった。 ある好物を除いては…。 【出演】 健作:中澤まさとも 愛子:五十嵐由佳 ボーイ:青山優子 語り:呉圭崇
Published 12/26/23
ある村に何度橋をかけても流されてしまう川がありました。 都で名高い大工の名人は、その川に決して流れない丈夫な橋をかけて欲しいと頼まれ、引き受けたものの、あまりの川の流れの速さに驚いていると…。 「大工と鬼六」でも知られている昔話。 ■出演 大工:内海祐紀 鬼六:平居正行 山の神:五十嵐由佳 語り:大島由莉子
Published 12/19/23
友達の家にカルタ会へ出かけた義雄さんは、おとなりのかね子さんを誘っていきました。 カルタ会も一区切りを過ぎた頃、最近子供たちの間で話題の つじうら売りが、近くを通りがかって…。 辻占売り…占い師のようなもの。 当時は辻占菓子という、おみくじを入れた菓子を売る者もいたという。 ■出演 達夫   真一涼 かね子  五十嵐由佳 男の子  藤本教子   女の子  内海祐紀   つじうら売り 中澤まさとも 語り  青山優子
Published 12/13/23
江戸を追い出された噺家・林家正喬は、上州前橋へ。 そこで出会った芸人夫婦と一座を組むが、亭主は逃げ、残された女房も病の床についてしまう。 自称”江戸のへっぽこ真打より遥かに上”の正喬は、一人、稼ぎに出るが…? 【出演】 林家正喬/林家正蔵:中澤まさとも 蝶々屋とんぼ:出先拓也 江戸屋駒吉/お正:五十嵐由佳 宿の主:柏士文
Published 12/05/23
ある日、いつものように蟻の歩哨が森の入口を見張っていると、見たことのない大きな建物が急に現れて… ユーモア溢れる蟻目線の世界とともに、自然の繊細な情景も描かれた作品。 初出時表題:「朝に就ての童話的構図」 ■出演 歩哨蟻:柏士文 伝令蟻:青山優子 子ども蟻1:藤本教子 子ども蟻2:真一涼 語り:平居正行
Published 11/28/23
ある月夜、母さんたぬきは、ぼうやたぬきに化け方を教えようと外に出ましたが、甘えん坊のぼうやたぬきはお乳に吸い付いて離れません。 母さんたぬきはどうしたものかと…。 母と子のほのぼのしたやりとりに微笑ましさを感じられる短編。 ■出演 母さんたぬき 青山優子 ぼうやたぬき 真一涼 語り     内海祐紀
Published 11/21/23