EP#123  面接担当者は見ていた! 論理性、感性、そして見えない伸びしろ
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この番組では、就職・転職に役立つ内容、と言っているのですが、実は就職と転職というのは、意味合いが大きく違うんですよね。新卒での就職は、基本的に初めて働くということが前提になっているので、それまでの経験というのは、採用側としては、ある程度予想がつきます。ところが、転職の場合は、数年間社会に出ていたので働いたときの実績が問われてきます。 そのため、就活の場合は、いわゆる「伸びしろ」を企業は見ているんです。これを見定めるのは、ものすごく難しい。面接などでもしっかり準備して、そこをピークに持ってくるので、判断基準があってないようなものなんです。学生時代の成績は一つの判断材料になりますが、それと仕事とは必ずしもリンクしません。仕事は最終的に「人間性」だと思っています。しかし、これも確固たる判断材料がない。クラブ活動で主将をしていたとはいっても、うまくまとめられていたのかどうか、はいわば自己申告です。 その時にどう判断するか。一つには就活試験の論文を目安にします。伝えるべきことがしっかり書けているかどうか、を見ます。 ちょっと不思議な言い方をすると、採用した人の印象ってあまりないんです。当然、一緒にいるよね、という感覚なんです。むしろ採用のボーダーラインにいた人や採用できなかった人の方が、強く印象に残っていることの方が多いんです。「惜しいなあ」「ここを乗り切れればよかったんだけどなあ」と、採用の枠もあるので、あと一人採れるなら、という思いで、泣く泣く断念した人もいるんです。むしろ、その人の方が印象に残るんです。 転職の場合は、実績と今後の展望なんですが、実は、業績シートはさほど重要ではないと思っています。まったく業種の異なるところから転職する場合、過去の業績の内容ではなく、その仕事にどう関わってきたか、の方が重要です。僕は、そこを聞くようにしていました。業種が異なっていても、仕事の関わり方が一生懸命であれば、これからの仕事にも経験が生かせるからです。 やはり、社会人経験をどう将来に活かしていくのかが、上手くプレゼンできるか、に掛かっていると思います。転職はステップアップにならなければ、意味が無いからです。 ポジションとか役職が重要なのでは、そこでどういう働きをしていのか、が重要なんです。これは、異業種に転職する際も同様です。 僕の経験で言うと、文章でその人の論理性を見て、その人のまとう雰囲気で感性を推し量る、ことを意識していました。 ◇◇◇ 就活する方の悩みや採用側の悩みなどがありましたら、「ことばランド」番組概要欄の「お便りフォーム」からお送りください。番組の感想などもお書きいただけると嬉しいです。 ↓ ↓ ↓ https://forms.gle/Qbhg8cHCUtym2nRu8 また、ApplePodcastやSpotifyでお聴きの方は、評価やレビューを書いていただけると嬉しいです。皆さんの評価で多くの人にお聴きいただけるようになります。どうぞ宜しくお願いします。 未來交創・前田HP https://kotoba-design.jp/ 江川HP https://www.midori-egawa.com/
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