“物語は主人公「真白」のモノローグ的な語りで始まる。その声はまるでカウンセラーに話しているような、あるいは主人公自身が小説を書いているようにも聞こえて想像力を掻き立てられる。これがオーディオドラマの魅力なのか!どんどん物語に引き込まれる。両親は離婚、小説家だった母を亡くし孤独になってしまった主人公の純文学的な設定。声の出演は「真白」と「零太」の二人だけというシンプルな構成が、さらに文学的な印象を強めている。今回は真白がメンヘラになるまでの過去の回想がメインだったけど、奇妙な関係のクラスメイトの零太と、真白の二人の関係がどうなっていくのか、続きが気になり過ぎる。技術的なことは分からないけど、声の表情を感じる録音というか音質だったと思う。また、淡々と進むドラマの展開と、アップテンポでクオリティ高めな挿入歌のコントラストが、ちょっとヘビーな物語を爽やかでポジティブな味付けにしていたのも印象的。”
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09/02/24