No.364 背を伸ばす注射という成長ホルモンの危険
Listen now
Description
要約 このポッドキャストでは、マツバラとひめ先生が韓国の成長ホルモン製剤市場について議論しています。2023年の市場規模が485億円に達し、身長を伸ばす目的で過剰に使用されている問題が指摘されました。ひめ先生は、成長ホルモンの安易な使用が寿命を10年短縮させる可能性があると警告しています。日本では小児内分泌学会などの取り組みにより、不適切な使用が減少していますが、韓国では依然として問題が続いています。成長ホルメン製剤は特定の疾患(成長ホルモン分泌不全性低身長症、ターナー症候群、突発性低身長症)以外には使用すべきでないとされています。また、Facebook広告などでの不適切な宣伝も問題視されており、日本の学会が適正使用に関する見解を発表しています。ひめ先生は、この問題に対する医療界の認識不足を指摘し、自身の取り組みについて言及しています。最後に、視聴者に対して成長ホルモン製剤の広告に惑わされないよう注意を呼びかけています。 マツバラは2023年の韓国の成長ホルモン製剤市場規模が4445億ウォン(約485億円)に達したと報告しています。ひめ先生はこの数字が通常の医療用途を超えて、身長を伸ばす目的で過剰に使用されていることを示唆していると指摘しています。 ひめ先生は、成長ホルモンの過剰使用が末端肥大症や寿命の短縮(平均10年)につながる可能性があると警告しています。また、骨の成長が止まった後の使用は特に危険であると強調しています。 マツバラは日本小児内分泌学会と日本内分泌学会が2024年8月に成長ホルモンの適正使用に関する見解を発表したことを報告しています。ひめ先生はこの問題に対する医療界の認識不足を指摘し、自身が多くの医師にメールで警告したことを明かしています。 マツバラとひめ先生は、Facebookなどのソーシャルメディアで見られる不適切な成長ホルモン製剤の広告について議論しています。ひめ先生は、このような広告が主流の医療機関では見過ごされがちであることを指摘しています。 マツバラとひめ先生は、成長ホルモン製剤の広告に惑わされないよう視聴者に注意を呼びかけています。特に、ある年齢以降の身長増加を謳う広告の危険性を強調しています。 ひめ先生は、不適切な成長ホルモン製剤の使用に関する情報を収集し、医療界に警告を発信することを継続する。 マツバラは、視聴者に対して成長ホルモン製剤の広告の内容を慎重に精査するよう呼びかける。 チャプター韓国の成長ホルモン製剤市場の現状成長ホルモン製剤の過剰使用による健康リスク日本の医学会の対応不適切な広告の問題視聴者への注意喚起行動項目
More Episodes
要約 この会話では、マツバラとひめ先生が「綺麗になるラジオ」の365回目の放送について話し合っています。主な話題はマイナンバーカードと健康保険証の統合に関する問題点でした。ひめ先生は、マイナンバーカードを保険証として使用することの問題点を指摘し、特に高齢者施設での取り扱いについて懸念を示しました。また、システムの導入に関する費用や特定のベンダーへの利益集中についても批判的な意見を述べました。マツバラは国の方針についても触れ、高齢者施設でのマイナンバーカード管理に関するガイドラインについて説明しました。両者は、このシステムの導入が様々な問題を引き起こす可能性があることに同意しています。 ...
Published 11/20/24
要約 この会話では、ヒメクリニックのPRPトリートメントと酵素玄米に関する話題が中心に議論されました。姫先生は、PRPの効果について、特に顔面神経麻痺や傷の治療、ランナー膝の改善などの具体的な事例を挙げて説明しました。また、PRPの濃度や投与方法の重要性についても言及しました。酵素玄米については、特殊な炊飯器を使用した調理方法や発酵過程について詳しく説明されました。さらに、PRPと酵素玄米のコラボ企画や、車のオークションへの参加など、クリニックの新しい取り組みについても触れられました。会話全体を通して、PRPの効果や安全性、適用範囲について詳細な議論が行われ、患者の個別の状況に応じた対...
Published 11/15/24