《対談》登場人物のセリフが長く、出演者泣かせで有名な橋田壽賀子の脚本だが、実はナレーションも10行以上に及ぶこともあり、俳優のセリフのように覚える必要はないが、一人読みにも工夫が必要だと山根基世は語る。ナレーションには句点「。」がないので、意味の切れ目を探しながら読み、息継ぎをするとのことだ。今回は長子が交通事故にあい、入院する。知らせを聞いた母親の節子と4姉妹が病室に駆け付け、女性ばかり6人が勢揃い。母と姉妹たちのセリフが入り混じるシーンをどのように読み分けるのか。難しかったと語る山根。今回の聞き所。
Published 11/05/24